顔のクリニック金沢

COLUMN

コラム

顔のほくろ治療

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ほくろは大きさ、場所、ご希望によって治療法を選ぶことができます。どの治療も局所麻酔、日帰りで受けることができます。治療の痛みが心配な方にはクリームの麻酔(表面麻酔)と局所麻酔の両方を使って痛みを和らげることができます。注射には極細の針を使い、ゆっくりと注入することでできるだけ痛みを感じないよう配慮しています

※ほくろの治療は原則健康保険が適用されない自由診療となります。

 

ほくろの治療法について

①メスでくりぬき切除

ほくろの縁に沿ってまるく切除します。切除したあとは傷が早くきれいになおるばんそうこう《ハイドロコロイド》で保護しましょう。自然に傷がなおるまで10~14日かかります。まるいきずあとになります。

 

②メスで木の葉型(紡錘形)に切除

きれいに縫合できるよう木の葉型にほくろを切除したあと縫合し、5~7日後に抜糸します。なおったあとは細い線状の傷あとになります。傷あとが目立ちにくくなるよう2~3カ月間テーピングすることをおすすめしています。ケロイド体質などで傷あとが心配な方には飲み薬(リザベン)を処方します。

 

③炭酸ガスレーザーで除去

組織を削り取るタイプの《レーザーメス》で少しずつ色のついているところ、盛り上がっているところだけを除去します。ほくろの色や盛り上がりの部分だけを切除することができるため傷あとを一番小さくすることができます。除去後は傷がきれいになおるばんそうこう《ハイドロコロイド》を10~14日間貼ります。丸いきずあとになりますが、それほど目立ちません。

 

④Qスイッチレーザーで除去

強い光を照射して色素を破壊する《Qスイッチヤグレーザー》で色を除去します。しみの治療と同じ原理です。数日後にはうすいかさぶたができるので、かさぶたがとれるまでは軟膏処置が必要です。肌に傷を残さないため痕は目立ちにくい反面、濃いほくろや盛り上がったほくろには効果がありません。

 

 

ほくろのタイプ別解説

①小さいほくろ

数ミリまでの小さいほくろは炭酸ガスレーザーによる治療をおすすめしています。たくさんある場合、一度に取ることもできますが、治療したところに保護材(ハイドロコロイド被覆材)を貼る必要があります。保護材は肌色であまり目立ちませんが、もし見た目が気になる場合は何度かにわけることもできます。また、傷あとが心配な方では、まず目立たないところを1か所治療して傷あとをみていただいてから他のほくろを治療するか考えていただくこともあります。

 

②大きいほくろ

6ミリ以上のほくろで、縫合したあとの傷あとが目立ちにくい場所(額、鼻の横など)ではメスで木の葉型に切除することをおすすめします。大きいほくろの場合でも、保護材で自然に治るのをまつ方法で治療することもできますが、大きくなればなるほど治るまでに長期間かかり手間がかかるのと、治るのに時間がかかった傷は目立ちやすいためです。

 

③盛り上がったほくろ

ほくろのなかには、はじめは平らだったほくろがだんだんと盛り上がってくるタイプのものがあります。しょっちゅう出血したり急に大きくなってくるような場合にはできもの(腫瘍)の可能性がありますので、メスで切除して病理検査(悪性かどうかを調べる検査)を行います(保険適応)。出血や急に大きくなるなどの症状がない場合は「ほくろ」として治療します(自由診療)。

 

④薄いほくろ

色の薄いほくろで、盛り上がっていないタイプであればしみ用レーザーで除去できることも。ただし1回の治療でとれないこともあり、2,3回治療が必要になる可能性があります。

 

費用(局所麻酔注射の費用を含む、税込)

・ほくろ炭酸ガスレーザー

1㎜まで  8,800円

2〜3㎜  16,500円

4〜5㎜  22,000円

 

・メスを使ったほくろ切除

5㎜まで  55,000円

6㎜    66,000円

7㎜    77,000円

 

・Qスイッチヤグレーザー

3㎜まで 3,300円

5㎜まで 5,500円

 

オプション

・表面麻酔 ¥2,000

 

お問い合わせ・ご予約

TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.

 

 

 

監修

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長