顔面神経麻痺後遺症のボトックス治療とリハビリテーション

 

顔面神経麻痺の後遺症による顔のゆがみ、ひきつれ、意に反した動きに対する「ボトックス治療」とリハビリテーションについてご説明します。

 

顔面神経麻痺とボトックス治療

発症から4か月以上たち後遺症の症状がでている方はボトックス(ボツリヌストキシン)を使った治療をはじめることができます。ボトックスには筋肉の動きを弱める効果があり、顔のけいれん(保険適応)や表情じわ(保険適応外)などの治療に使われています。

 

顔面神経麻痺の後遺症による顔のゆがみは筋肉の「麻痺」「筋力低下」「こわばり」、意に反して動く「共同運動」などが原因であり、動きすぎる筋肉やこわばった筋肉をゆるめることで顔のゆがみを整えることができます(保険適応外)。

 

治療の流れ

①気になる症状と表情の診察からプランシートを作ります。症状の出かたには個人差があるため、お一人おひとりに治療プランを作成する必要があります。

 

②プランに沿ってボトックスを注射します。極細の注射針を使っていますが、注射の痛みが心配な方にはクリームの麻酔を塗って30分程度おくことで注射の痛みを和らげることができます。

 

③プログラムに沿って表情筋のマッサージなどのリハビリテーションを開始します。

 

④1-2週目の診察で効果が足りないところがあればボトックスを追加します。

 

⑤ボトックス治療の効果は3−6か月持続します。2回目以降は初回の結果にあわせて注射の量や場所を調整します。

 

 

ボトックスを使った顔面神経麻痺の治療は、顔全体の表情筋のバランスを整えることで、自然な表情をとりもどすためのプログラムです。

 

料金

初診料(初回の診察)       3,000円

顔面神経麻痺ボトックス治療  52,000円(プランシートの作成を含む)

表面麻酔(クリームの麻酔)    2,000円

再診料(2回目以降の診察)   1,000円

 

※リスク・副作用・合併症

・内出血(注射針が血管に当たってしまった場合)

・妊活・妊娠・授乳中の方への施術不可

・目が閉じにくくなる可能性

・目が開けにくくなる、眼瞼下垂になる可能性

・表情の左右差

 

※ 表情じわの治療薬として厚生労働省の承認を得ているボツリヌストキシン、「ボトックスビスタ®」を使用します。

※顔面神経麻痺発症から4か月以上経過した慢性期の方に対する治療です。

※表記料金に消費税を加算させていただきます。

※※厚生労働省のガイドラインに準拠して手術前後の写真、費用、合併症等を記載したうえで、治療前後の写真を掲載しています。

顔面神経麻痺の後遺症について

慢性期後遺症でみられる3つの症状

顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群など)からの回復期に、「顔のゆがみ」や「こわばり」、「意に反して目や口が動く」といった症状がみられることがあります。これが「慢性期の後遺症」です。

症状は、

・筋肉の回復が不完全な「筋力低下」

・神経の再生プロセスでのエラーによる「病的共同運動」

・筋肉が硬くなってこわばってしまう「顔面拘縮」

の3つです。

 

筋力低下

顔面神経麻痺を発症すると表情筋はしばらく動かなくなります。神経が再生すると筋肉も動き始めますが、しばらく動いていなかった筋肉はやせて筋力がおちている状態です。筋力は徐々に回復していきますが、もとの筋力まで回復しなかった場合は筋力低下となります。

 

病的共同運動

5本ある顔面神経が傷ついて麻痺が起こります。その後、5本が合わさった付け根から神経が再生してきますが、このとき回復する神経が行き先を間違えたり、神経同士の不必要な連絡ができることがあります。この回復プロセスのエラーによって病的共同運動が起こります。症状は、口を動かしたいのに目がピクピクする、目を閉じると口も動いてしまうなどの意に反した動きです。ベル麻痺では約10%程度の方にみられます。

 

顔面拘縮

顔の筋肉のうち、目や口の周りにある表情筋は目を守ったり食事をとるなど体にとって特に大切な動きをしています。これらの筋肉を早く回復させようと脳からの強い指令がでるため、表情筋が常に緊張した状態となり、収縮して硬くなります。これが顔面拘縮です。自分で感じる症状は、顔のこわばりや引きつれ、ほうれい線が深くなる、目が細くなるなどです。

 

 

後遺症の予防と治療

後遺症を予防するため、麻痺の早期からマッサージ、ストレッチ、鏡を使った「ミラーフィードバック療法」などのリハビリテーションを行うことや、しかめ面や百面相など強い筋肉の動きを避けることが重要です。

 

発症から4カ月たって「慢性期」に入ってからも、症状が悪化しないよう、マッサージやストレッチなど根気良くリハビリテーションを続けます。

 

発症から1〜1.5年が経過すると、リハビリテーションによる回復の見込みが少なくなるため、後遺症に対する治療を始めます。

 

後遺症に対する治療には、目の周りや口の周りの筋肉のうち、緊張の強い部分を切除する「手術療法」や、筋肉の動きをゆるめる薬剤を注射して自然な表情をとりもどすための「ボトックス治療」があります。ボトックス治療は効果の持続が3か月から半年程度であるため、繰り返し行う必要があります。目の周りの筋肉の拘縮で細くなった目に対しては「上眼瞼形成術」などを行うことも可能です。

 

慢性期の後遺症に対する治療を希望される場合、まずは顔面神経麻痺の治療を受けている主治医にご相談いただき、紹介状をご持参のうえ診察にお越しください。治療の経過などについての情報を提供いただければ治療がスムーズにはじめられます。お一人おひとりの症状にあわせて治療のご提案をいたします。

 

顔面神経麻痺後遺症のボトックス治療とリハビリテーション

ボトックス治療ーよくある質問

当院で行っている上眼瞼形成術

まぶたの左右差ー顔面神経麻痺の後遺症について

 

 

 

ヒアルロン酸治療:クリニックについて

 

メスを使わない若返り治療のひとつに、ヒアルロン酸注射があります。以前は、お顔の細かなシワを目立たなくする使用法しかありませんでした。最近では、皮膚が衰えた部分に注入してお肌にハリを与えたり、特殊な場所に注入することでリフトアップ効果がだせる製品が登場しています。

 

アラガン・ジャパンの「ジュビダームビスタⓇボリューマXC」と「ジュビダームビスタⓇボリフトXC」は、新しいコンセプト「肌のハリ」「リフトアップ」に特化し、厚生労働省による製造販売認可を得た製品です。

 

 

製剤は専用のシリンジに「滅菌状態」で充填されており、より安全にご使用いただくため当院では1本のシリンジをそれぞれ患者様お一人おひとりに限定して使用しています。

治療前に、

・「ヒアルロン酸の製品名(どんなものをつかっているか)」

・使用するヒアルロン酸をご自身のためだけに使用しているかどうか

この2点の説明があるクリニックで治療を受けましょう。安全に、より効果的な治療を受けていただくために、ご自身が知っていなければならないことです。

 

お問い合わせ・ご予約

TEL 076-239-0039 (クリニック予約)
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.

冬のしみ、ほくろ、いぼ治療

 

顔や首の「いぼ」「ほくろ」「しみ」などの治療を受けた後にはできるだけ紫外線が当たらないようにすることが最も大切です。色素沈着による「戻りしみ」を予防するためです。紫外線の最も弱まる冬の季節に治療を受ければ、紫外線の影響を受けにくいという大きなメリットがあります。

 

「しみ」「ほくろ」「いぼ」をレーザーなどで治療したあとは、10日から2週間ほど患部を保護する必要があります。汗をかきにくいこの季節であれば保護材などが汗ではがれてしまう心配も少なくなります。できるだけ傷をはやくきれいに治すために、「ハイドロコロイド被覆材」を使ったケアをおすすめします。この「ハイドロコロイド被覆材」、もともとは医療用に開発されて主に外科や形成外科などで傷のケアなどに使われてきたものですが、最近では手軽にドラッグストアなどでも手に入るようになりました。自宅で簡単にケアができるので治療当日から入浴や洗顔、洗髪も普段通りにしていただけます。

 

マスクや首もとが隠れる服装で治療したところを目立ちにくくすることができるのも冬に治療を受ける大きな利点です。例えばしみの「トレチノインを使った塗り薬治療」では口元まわりの赤みやかさつきが目立つ時期がありますが、そんなときにはマスクが活躍します。

 

しみの治療について

詳細を見る

 

ほくろの治療について

詳細を見る

 

いぼの治療について

詳細を見る

 

 

お問い合わせ・ご予約

TEL 076-239-0039 (クリニック予約)
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.

しみ治療後のレチノールを使ったスキンケア

 

作用がトレチノインの1/100おだやかといわれるビタミンAの一種、「レチノール」を含む化粧品は、しみ治療後のメンテナンスや、「毛穴」や「くすみ」が気になる方に適しています。

 

海外では以前からレチノールがさまざまな化粧品に使われており、美容先進国である南アフリカ産の「エンビロン」はよく知られています。最近では「しわ」を改善する効果を謳った資生堂のレチノール化粧品のように日本製のものも見かけるようになりました。

 

当クリニックが化粧品メーカーと協同で開発した「MALIBU」のほか、数種類のスキンケアアイテムを用意し、好みのスキンケア方法にあわせてご案内しています。

1 / 212