【症例】下眼瞼形成術(裏ハムラ)〈case.031〉
※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。
◎「ティアトラフ」の溝がメインでふくらみはあまりないタイプの「裏ハムラ」
【20代女性】下眼瞼形成術(裏ハムラ) 術前/術後6か月
20代でくまのふくらみはあまりなく「ティアトラフ」とよばれるハの字の影がメインのくまを治療しました。
このタイプは眼窩脂肪を切除する「脱脂」では改善がないばかりか目の下がこけたように落ちくぼんでしまうこともあります。
手術後はくまにかくれていた涙袋が出現し、メリハリのある明るい目もとになりました。
このタイプのくまで注意したいのは術前から目の下の青紫〜赤紫の色味が目立つケースがおおいという点です。この色味についてはわずかに薄くなることもありますが、改善しないこともあります。
横からみると「ティアトラフ」の溝がなくなって涙袋がくっきりと浮き出るようになったのがよくわかります。
くまの手術と脂肪注入について
くまの下にあたる頬のまるみ部分にボリューム不足がある場合には脂肪注入を併用したほうが結果がよいこともありますが、頬のボリュームがある程度以上あればこのように脂肪注入なしでもフラットに整えることができます。
脂肪注入が必要かどうかはこれまでに発表されている多くの論文などから適応を判断していますが、見極めが難しい例もあるためあきらかにボリューム不足がない場合はくまの手術(下眼瞼形成術)のみをうけていただくことをおすすめしています。
術後3〜6か月でボリューム不足があり形の補正が不十分な場合には少量ならヒアルロン酸、ある程度の量が必要なら脂肪注入をご提案しています。
また、手術前からあきらかに頬のボリュームが不足していてくまの手術のみではきれいな目の下のシルエットを形成することが難しいと判断した場合には同時に脂肪注入(または後日のヒアルロン酸注入)をおすすめする場合もあります。できるかぎりご希望やご予算に応じて対応いたしますので遠慮なくご相談ください。
【担当医について】
上記の症例を担当した外科医、麻酔科医はともに十分な経験と知識を有するエキスパートにのみ与えられる日本専門医機構および各学会の専門医です。
《外科医》 山下明子
日本形成外科学会専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
《麻酔科医》 日高康治
日本麻酔科学会専門医
※合併症やリスク:薬剤のアレルギー、出血、感染・異物反応、結膜充血、結膜浮腫、眼瞼内反、眼瞼外反、複視
※費用(自由診療)
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.
※費用はすべて消費税込みで表示しています。
※厚生労働省のガイドラインに準拠して治療の詳しい内容、費用、合併症等を記載したうえで、術前・術後の写真を掲載しています。
執筆
山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:
岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
形成外科 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師
※費用について(自由診療) 料金表を見る
※厚生労働省のガイドラインに準拠して
治療の内容、合併症やリスク、費用について記載したうえで
術前・術後の症例写真を掲載しています。
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10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.