【症例】二重瞼全切開法〈case.036〉
◎埋没法からの全切開で安定した二重ラインに
【20 代女性】二重瞼 全切開法
術前/術後6か月
これまでに2回の埋没法を受けられています
2回とも3年ほどでラインがぼやけて薄くなってきたため、
全切開法でのふたえ形成を希望されました。
幅は大きく変更せず、自然な形にしたいということでした。
内側から幅のあるきれいな末広型ふたえになっています。
顕微鏡をつかった精密な縫合によりきずあとはめだちません。
不自然なくいこみ、がたつき、凹凸がないため違和感がないのは、
形成外科専門医の高い技術による手術、縫合の結果です。
埋没法との大きな違いは二重ラインがしっかりと引き込まれること。
これによって上をむいたときのまつげ上のもたつき感が改善され、
まつげやまぶたが視野に入りにくくなることで機能的な改善も期待できます。
一方、引き込みがつよいと食い込みが気になりますが、
うまれつきの二重と同じ形を再現する「皮膚穿通枝」を形成する術式のため、
しっかりと引き込まれても食い込みはありません。
伏し目の食い込みについて
手術後間もない時期は食い込みが気になることもあります。
これは傷あとが硬くなって食い込んでいるようにみえるためです。
きずあとに赤みが残っているうちは食い込みがもうすこし良くなる可能性があります。
早いと3か月、長いと1年、平均6か月ほどできずあとの赤みがおちつき、
同時に食い込みもめだたなくなっていきます。
ふたえ全切開法のデザイン
せまめ〜中くらいのミックス型を希望されていました。
まぶたを閉じたときの幅は6.25㎜でデザインしています。
一見末広型にみえますが、よくみると内側がすこしあいている末広型に近いミックス型になりました。
このタイプのまぶたでは完全な平行型を希望されるときは目頭切開が必要になりますがをおすすめしますが、
末広型に近いミックス型で内側の幅がしっかりでるようにすると自然な印象で目も大きく見えるというメリットもあります。
目頭切開を同時にするメリットはそれほどありませんので、
迷う場合は二重形成のみうけられて目頭切開が必要か検討されることをおすすめしています。
デザインについて希望がある場合は担当医にご相談ください。
●ふたえ全切開ダウンタイム
直後〜2,3日:腫れがいちばん目立ちます
4〜7日:腫れは落ち着いてきますがまだ腫れ感はあります
8〜14日:腫れがかなり落ち着いて目立たなくなってきます
14日〜1か月:腫れている感じが気にならなくなる時期です
●きずあとのダウンタイム
直後〜7日:まだ糸がついている時期、糸が気になるなら透明糸使用可
7〜14日:抜糸
1〜3か月:傷あとの赤み、凹凸が気になる時期、きずあとの回復を早める内服薬処方可
3〜6か月:赤み、凹凸が気にならなくなってくる時期
執筆・上記症例執刀医
山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
専門医資格等:
日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師
※合併症やリスク:薬剤のアレルギー、出血、感染・異物反応など
※費用について(自由診療)
●二重全切開法 料金表を見る
注意:手術費用の他に局所麻酔検査費用(11000円)がかかります。局所麻酔、極細麻酔針(34G)、内服(痛み止め、化膿止め)、術後ケアセット(ガーゼ、目元用濡れコットン、冷却ジェル)、抜糸、術後半年までの再診料はすべて手術費用に含まれています。
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.
※厚生労働省のガイドラインに準拠して治療の詳しい内容、費用、合併症等を記載したうえで、術前・術後の写真やイラストを掲載しています。
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術前・術後の症例写真を掲載しています。
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