【症例】軟骨を移植しない鼻形成術(鼻尖形成+骨切り幅寄せ+鼻翼形成)〈case.065〉
※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。
◎軟骨移植なしで鼻を全体に小さく目立たないように
【30代女性】鼻形成術(鼻尖形成+骨切り幅寄せ+鼻翼形成) 術前/術後8か月
ご相談の内容:
・鼻が大きい
・鼻の穴が目立つ(家族にも言われる)
・軟骨移植は避けたい

今回は、軟骨移植は希望されなかったため鼻中隔延長はおこなわず、ひかえめな変化で鼻や鼻の穴の印象をめだたなくする施術を選択しました。
《鼻尖形成(軟骨の縫合、inter/intra-domal suture)》で鼻先を少しだけ細くしています。
《骨切り幅寄せ》で眉間のあいだ部分の鼻根部を狭くしています。
《鼻翼形成》により小鼻を小さくして横幅をよせています。

鼻尖形成によりわずかに鼻先が高くなっています。



小鼻がひとまわりちいさくなり、鼻の穴の印象もすこし小さくなっています。正面からみたときに鼻の穴がまったくみえない状態を希望される場合もありますが、完全に見えなくしてしまうと不自然な鼻になってしまうため、お勧めしません。今回は本人とのシミュレーションを含むカウンセリングのなかで鼻の穴の大きさが小さく見えるようにすることで印象をやわらげる方向で手術のプランニングをおこないました。

笑ったときの小鼻の広がりがおさえられたことで鼻が大きく見える印象が改善されました。軟骨移植をおこなわない自然な変化の鼻形成術の症例をご紹介しました。
軟骨移植による鼻中隔延長は鼻の形を大きく変えることができますが、高くしすぎる、鼻先がとがりすぎる、鼻が硬くなるなどにより不自然な印象になることも。顔のクリニック金沢ではもともとの骨格やお顔のバランスにあわせた、自然で目立ちすぎないととのった鼻をめざしています。
【手術の内容と費用】
・鼻形成術基本料金 330000円
・鼻尖縫合 110000円
・骨切り幅寄せ 440000円
・鼻翼形成術 440000円
・全身麻酔 187000円
・術前検査 33000円
・CT検査 5500円
■手術についての詳しい説明
この手術は鼻の形を整える手術です。
方法
1.手術は局所麻酔下あるいは全身麻酔下に行います。
2.それぞれの術式に応じた切開(鼻腔内切開、鼻柱を横切る切開、頬部小切開、鼻翼基部切開、口腔内切開など)より、各鼻軟骨を露出し形態を整えます。軟骨移植術では、耳介軟骨、肋軟骨などを採取し使用することがあります。
3.既存軟骨の形成や、移植軟骨による形成、皮膚軟部組織の形成により、外鼻の形態を整えます。
4.必要に応じテーピングやスプリント装着、鼻腔内ガーゼ充填などを行います。
一般的な経過
・数日後に鼻腔内ガーゼを抜去します。約1週間後に抜糸を行い、スプリントを除去します。スプリントはその後も2週間、夜間のみ装着します。
・術後一過性に傷跡の赤みや炎症後色素沈着が生じることがありますが、通常3〜6カ月で徐々に落ち着きます。患部をできるだけ刺激したりこすらないよう注意してください。鼻かみは指示があるまで禁止です。
■合併症、副作用について
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
術後2-3日は、ガーゼに薄い色がつく程度の出血がありますが心配ありません。鮮血(色の濃い鮮やかな色の出血)を認めた場合は、上体を起こし鼻部をガーゼの上から軽く押さえた状態で15分感圧迫して下さい。多くの出血は、この方法で問題なく止血されます。
・感染
術後に感染を生じることがあります。切開排膿や追加の抗生剤を処方する場合があります。また、感染が終息しない場合は、移植した軟骨を摘出し破棄しなければならないことがあります。
・皮膚壊死
特に複数回手術例ではまれに皮膚壊死を来す可能性があります。
・軟骨採取に伴う合併症
鼻中隔軟骨採取に伴う鼻中隔穿孔、肋軟骨採取に伴う気胸発生や、耳介軟骨採取に伴う耳介変形などをきたすことがあります。
・鼻閉
術後に鼻閉をきたす、あるいは既存の鼻閉が増悪することがあります。
・術後形態変化に対する不満足など
術後の外鼻形態が、ご本人が術前にイメージしたものとは一致しないことがあります。きずあとが目立つことがあります。鼻背などに段差などの不整が残存することがあります。また、非対称に対する治療では、完全な対称性を得ることは困難です。
■麻酔について
この手術は、全身麻酔を必要とします。
・手術費用のほかに全身麻酔のための検査、麻酔費用がかかります。
全身麻酔(4時間未満の場合)187,000円
全身麻酔(4時間以上の場合) ¥242,000
全身麻酔術前検査および日帰り入院管理料 33,000円
※手術に要する時間は手術の内容によって変わります。
■費用について(自由診療、税込)
鼻形成基本料金 ¥330,000
隆鼻術 インプラント(鼻背) ¥330,000
シリコンインプラント抜去 ¥110,000
その他の異物抜去 ¥220,000
軟骨(自家組織採取料込み) ¥440,000
鼻尖縮小術 ¥385,000
鼻尖形成術 鼻尖縫合 ¥110,000
鼻尖軟骨移植 ¥110,000
ストラット ¥110,000
鼻中隔延長による鼻尖形成 ¥330,000
鼻尖形成(その他) ¥220,000
鼻骨骨切り術 骨切り幅寄せ(LLC操作含む) ¥440,000
斜鼻形成(LLC操作含む) ¥440,000
鼻翼形成術 内外側法 ¥440,000
鼻柱形成術 鼻柱下降 ¥110,000
鼻柱基部形成 ¥220,000
鼻翼基部形成術 鼻翼基部形成 ¥220,000
軟骨移植術 耳介軟骨片側 ¥110,000
鼻中隔軟骨 ¥220,000
肋軟骨 ¥330,000
他院修正加算 ¥110,000~330,000
※鼻形成術では希望される形態によって術式を組み合わせる必要があります。上記のうちどの術式が適用となるかについては術前の状態、御自身の希望によって異なります。診察とシミュレーション等により決定しますので診察時に担当医にご確認ください。
※モニター割引を適用した場合は手術費用が15%割引となります(麻酔費用や検査費用、入院費用の割引料金はありません)。術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は目もとにモザイク等をいれた状態で使用します。
※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る
お問い合わせ・ご予約
9:50 ~12:30、13:30~17:50(木、日、祝のぞく)
TEL:076−239−0039
執筆・執刀医

山下 昌信
YAMASHITA, Masanobu
経歴:
石川県出身
平成9年 金沢医科大学医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成20年 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)形成外科留学
頭蓋顔面外科フェロー(Dr. Henry K. Kawamoto, Jr.,M.D., D.D.S.)
Pacific Coast Plastic Surgery Center 美容外科
平成22年 金沢医科大学形成外科(頭蓋顔面外科、小児形成外科、美容外科)
平成29年 金沢医科大学形成外科准教授
資格等:
形成外科専門医
日本頭蓋顎顔面外科学会専門医
日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
日本形成外科学会領域指導医
日本形成外科学会小児形成外科分野指導医
学会等の活動:
日本形成外科学会 評議員・専門医認定委員会委員
日本頭蓋顔面外科学会 代議員・専門医認定委員会委員
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医試験問題作成委員会委員
※日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医につきましてはJSAPS日本美容外科学会HPでご確認いただくか、下記へお問い合わせいただきますようお願いいたします。 TEL:03-5291-6231 E-mail:office@jsaps.org
【症例】まぶたのたるみとり+
ふたえ形成(上眼瞼除皺術)〈Case.064〉
※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。
【30代女性】上眼瞼除皺術(まぶたのたるみとり+ふたえ形成) 術前/術後1年
これまでに埋没法を3回受けています。直近は4年まえで左はかなりラインが薄くなっている状態です。切開でのふたえ形成を希望されました。
まつげの付け根がわずかにかくれる程度のごく軽度のさかまつげがあり、アイラインのアートメイクが入っていますがほとんど見えない状態でした。
ブジーでのシミュレーションでは狭めの末広型〜ミックス型〜広めの平行型どれも可能なまぶたでした。
◎手術プラン
・中くらい〜広めの平行またはミックス型
・かるいさかまつげを解消
・余っている皮膚を少量切除
・まつげの付け根が見えるようにする
上:術前、下:術後1年

術後は内側からしっかりと二重ラインが入り、隠れていたアイラインが見えるようになりました。
※術後1年:右の下まぶたに霰粒腫(目もらい)に伴う腫れ、赤みがみられます。

きずあとも目立ちません。

ダウンタイム
手術直後→術後1週間→術後1か月


ダウンタイムを軽減するために
顔のクリニック金沢ではすこしでもダウンタイムが軽く、期間が短くなるようにエビデンスにもとづいたさまざまな取り組みを行っています。
①縫合糸の目立ちにくい「特殊連続縫合」
②切開と止血が同時におこなえる「高周波メス」
③痛み長時間にわたりおさえる麻酔薬「ポプスカイン」
④腫れを予防する「止血剤(2種類)」
⑤術後の院内での「圧迫クーリング」
⑥【オプション】腫れを予防する漢方薬
関連コラム:ふたえ全切開のダウンタイムと準備しておくとよいもの
関連コラム:術後の腫れ、むくみ予防のための漢方薬
デザイン
厳密にはたるみではなくさかまつげを解消するために皮膚の余りを切除しています。切除幅は1㎜とわずかですが、皮膚のだぶつきを取り除くことでまつげの付け根がスッキリと見えるようになります。
まつげの付け根のみえかたについて

術前はまぶたの皮膚がまつげの付け根にかぶさるように乗っていたため、まつげぎわのアイラインが見えない、まつげが短くみえるなどの状態でした。
まつげの上のたるみを引きあげて、さかまつげを改善させる処置を同時におこなっているため、まつげぎわがしっかり見えるようになっています。
■この手術についての説明(上眼瞼除皺術:じょうがんけんじょすうじゅつ)
この治療は、上まぶたの皮膚を切除して、まぶたのたるみをとる手術です。
方法
1.手術当日、ブジーを使ったシミュレーション等で希望するまぶたの形を再度確認し、切開ラインをデザインします。
2.局所麻酔で治療を行います。極細の針を使ってまぶたに局所麻酔の注射をします。麻酔が十分にきいていることを確認してから手術をはじめます。
3.眼瞼(まぶた)の二重の線に沿って切開を加え、皮膚を切除します。もともと一重の場合は切開した位置が新たな二重の線になります。切開した位置で埋没縫合を行います。
4.切開した部分を細い糸で縫合します。
一般的な経過
・切開したきずあとは直後から1,2か月頃までは赤みや凹凸がありますが、最終的に赤みなどがおちつくと二重のしわにかくれて目立たなくなります。
・5〜7日後に抜糸をします。
・腫れには個人差がありますが、通常ピークは1、2日目です。2〜4週で不自然にみえない程度まで落ち着きますが、完全に落ち着くまで2〜3ヶ月かかることがあります。腫れている間はふたえの幅が広く見えます。
・まぶたに内出血(あざ)が出ることがあります。内出血が出た場合は消えるまで最長で2週間ほどかかります。
・当日から洗顔や短時間のシャワーは可能です。ただし、強くこすったり、押さえたりしないようにしてください。
・当日から2〜3日目までは飲酒や、運動、長風呂、サウナを避けてください。
・アイメイク(アイシャドウ、アイライン等)は抜糸の翌日まで避けてください。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けてください。睫毛パーマ、睫毛エクステンションは術後1か月目以降可能です。
■合併症、副作用について
・アレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常ほとんどありませんが、内出血が出る場合があります。
・感染・異物反応
ふたえの固定に使う糸は吸収糸(溶けてなくなる糸)で体の中に残しても害のないものですが、ごくまれに感染や異物反応(赤くなる、しこりになる、等)を起こすことがあり、その際は糸を除去する必要があります。
・眼瞼下垂
手術のあと目が開きづらくなることがありますが、通常は腫れがひいてくると改善します。腫れがひいても開きづらさが改善しない場合は再手術の適応となります。
■費用について(自由診療、すべて税込)
◎上眼瞼除皺術(まぶたのたるみとり+ふたえ形成) 418,000円 (モニター割引:355,300円)
局所麻酔、極細麻酔針(34G)、内服(痛み止め、化膿止め)、術後ケアセット(ガーゼ、目元用濡れコットン、冷却ジェル)、抜糸、術後半年までの再診料はすべて手術費用に含まれています。
※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。
※上記は2026年7月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る
■麻酔と費用について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能ですが、通常は局所麻酔で痛みを十分に軽減できます。麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。
局所麻酔の術前検査費用 11,000円
執筆・上記症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
専門医資格等:
日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講
お問い合わせ・ご予約
9:50 ~12:30、13:30~17:50(木、日、祝のぞく)
TEL:076−239−0039
※日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医につきましてはJSAPS日本美容外科学会HPでご確認いただくか、下記へお問い合わせいただきますようお願いいたします。 TEL:03-5291-6231 E-mail:office@jsaps.org
【症例】50代・結膜切開のくまとり
(裏ハムラ+ミッドチークリフト)〈case.063〉
※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。
◎ティアトラフ+小さめのふくらみタイプのくまとり手術
【50代女性】下眼瞼形成術(裏ハムラ+ミッドチークリフト) 術前/術後6か月

目の下のくまの治療を希望し受診されました。小じわ、頬のまるみがないのも気になっているとのことでした。
くまのふくらみはそれほど大きくありませんが「ティアトラフ」とよばれるハの字の影があるためふくらみが目立ってみえるタイプです。
眼窩脂肪を切除する「脱脂」のみで改善させようとした場合は、ハの字のくぼみ部分と同じ深さまで脂肪を切除することになるため、目の下がこけたようになりやすいケースです。

「ティアトラフ」とよばれるハの字の溝部分にある靱帯(リガメント)を切りはなし、その部分に脂肪を移動させました。脂肪は少量切除しています。手術後はハの字の影が目立たなくなりました。

目の下がへこんで見えることもなく自然な形になっています。

横からみると「ティアトラフ」の溝がなくなって頬の丸みにスムーズにつながる形になっているのがわかります。

くまの手術と同時に可能な「ミッドチークリフト」「脂肪注入」について

くまの下にあたる頬のまるみ部分にボリューム不足がある場合には「ミッドチークリフト」や「脂肪注入」を併用したほうが結果がよいことがあります。
今回の症例では「頬の丸みがないのも気になっている」ということでしたが、大きな変化を希望されなかったこと、ゴルゴ線と呼ばれる頬中央の溝がなかったことから、脂肪注入ではなく「ミッドチークリフト」を選択しました。
脂肪注入が必要かどうかはこれまでに発表されている多くの論文などから適応を判断していますが、見極めが難しい例もあるためあきらかにボリューム不足がない場合はくまの手術(下眼瞼形成術)のみ、もしくは「ミッドチークリフト」の結果をみたうえで、ボリュームの追加が必要かを考えていただくこともあります。
術後3〜6か月でボリューム不足があり形の補正が不十分な場合には少量ならヒアルロン酸、ある程度の量が必要なら脂肪注入をご提案しています。
手術前からあきらかに頬のボリュームが不足していてくまの手術のみではきれいな目の下のシルエットを形成することが難しいと判断した場合や、ゴルゴ線が深く目立つ場合などは同時に脂肪注入(または後日のヒアルロン酸注入)をおすすめする場合もあります。できるかぎりご希望やご予算に応じて対応いたしますので遠慮なくご相談ください。
【裏ハムラ+ミッドチークリフトのダウンタイム】

小じわ改善のための「マドンナリフト」

今回のケースではもともと小じわを気にされており、術後さらに小じわが目だつ可能性があったため、手術と同時に「マドンナリフト」を行いました。
炭酸ガスフラクショナルレーザーにより熱を加えて小じわを改善させる治療です。
■手術についての説明(下眼瞼形成術・経結膜法)
この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。
方法
1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で治療を行います。
2.下眼瞼結膜(まぶたの裏の粘膜)を切開します。
3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。
4.下まぶたの形態を確認して、切開した結膜を細い糸で縫合します。
一般的な経過
・結膜を切開するため皮膚に残る傷あとはありません。結膜は吸収糸で縫合するので抜糸の必要はありません。点眼薬を2種類(結膜浮腫予防、抗菌薬)処方しますので、それぞれ決められた期間点眼してください。
・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2〜3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。
・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。
・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。
・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。色調が気になる場合にはナノファット注入(粉砕した脂肪の注入)を併用します。
■合併症、副作用
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎(下眼瞼形成術)
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。
■費用について(自由診療、税込)
◎下眼瞼形成術(結膜切開のくまとり手術、裏ハムラ)
605,000円(モニター割引:514,250円)
※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。
※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る
■麻酔について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能です。
選択する麻酔方法によって費用が異なります。
◎ 全身麻酔の場合
・手術費用のほかに全身麻酔のための費用がかかります
全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円
・全身麻酔のための術前検査費等の費用が別途必要です
全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円
◎局所麻酔の場合
・麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。
局所麻酔の術前検査費用 11,000円
※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえて医師がご説明しますので受診の際にご相談ください。
お問い合わせ・ご予約
9:50 ~12:30、13:30~17:50 (木、日、祝のぞく)
TEL:076−239−0039
執筆・症例執刀医
山下 明子 医師 YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:
岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
専門医資格等:
日本形成外科学会 機構認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師
※日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医につきましてはJSAPS日本美容外科学会HPでご確認いただくか、下記へお問い合わせいただきますようお願いいたします。 TEL:03-5291-6231 E-mail:office@jsaps.org