顔のクリニック金沢

CASE

症例写真

【症例】輪郭2点
(オトガイ・頬骨形成術)〈case62〉

/

※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。

 

◎頬骨・オトガイ形成で輪郭を小さく小顔に

【20代女性】オトガイ形成術(U字骨切り・前進)、頬骨形成術  術前/術後6か月

頬が出ている感じ、あご先が下がっていることが気になるとのご相談でした。上下第一小臼歯抜歯矯正後でかみ合わせは正常(両側class I)でした。

術後のイメージをご本人と時間をかけて相談し『頬骨形成術』で頬の張り出しを改善、オトガイ形成術であご先の形を整えるプランとなりました。

 

オトガイ形成については『逆U字骨切り』により、斜めに骨切りをおこない、前方向、上方向にスライドさせることであご先の長さを短くしつつ前に出しています。この方法はたるみを生じにくいというメリットもあります。

 

術後は輪郭がひとまわり小さくなり、余白が減ったことでもともとの鼻、口の形が引き立つようになった印象です。

 

 

 

お問い合わせ・ご予約

9:50 ~12:30、13:30~17:50(木、日、祝のぞく)

TEL:076−239−0039

 

 

 

 

 

■手術についての詳しい説明

『オトガイ形成術』『頬骨形成術』

輪郭を整える手術です。

1.手術は全身麻酔下に行います。
2.それぞれの術式に応じた切開(口腔内切開、耳前部小切開など)より、頬骨、下顎骨、その他骨の形態を整えます。
3.頬骨骨切り術やオトガイ形成術では、骨切り後にチタン製プレートや鋼線を用いて骨片を固定します。
4.必要に応じテーピングやスプリント装着、バンデージの装着を行います。

一般的な経過
・バンデージを使用した場合は翌日以降に外します。
・腫脹のピークは術後48−72時間頃です。

 

 

■合併症、副作用
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・口唇皮膚粘膜損傷
口腔内からの手術操作の際に時に口唇皮膚や粘膜に裂傷や擦過傷を来すことがあります。
・出血
術中に大量出血を認めた場合は、手術を中断します。また、止血操作のため頚部等に追加の皮膚切開を行うことがあります。
・感染
術後感染をきたすことがあります。プレート固定部に感染が生じた場合は、ドレナージやプレート抜去等の追加処置が必要となることがあります。腐骨による症状(感染などによりくっつかなかった骨の一部が傷口から出てくる等)を呈することがあります。
・オトガイ神経麻痺
下顎の手術の術後に顎先から下口唇にかけての知覚鈍麻を生じることがあります。多くは一過性で数ヶ月の経過で治癒いたしますが、神経麻痺が残存することがあります。
・顔面神経麻痺
顔面神経麻痺により顔の動きが悪くなることがあります。特に頬骨形成術では時に顔面神経側頭枝麻痺による眉毛下垂が生じることがあります。
・骨折
術中に想定外部位での骨折をきたすことがあります。術中に修復を要します。
・手術部の不整や段差
骨接合部、骨削除部、もしくは術後の骨吸収などで形態の不整や段差が生じることがあります。
・術後顔貌変化に対する不満足
術後の顔の形態が、ご本人が術前にイメージしたものとは一致しないことがあります。また、骨格の縮小により余剰皮膚のたるみが生じることがあります。顔貌の非対称に対する治療では、完全な対称性を得ることは困難です。

 

■麻酔について
本手術は、全身麻酔を必要とします。

・手術費用のほかに全身麻酔のための検査、麻酔費用がかかります。

全身麻酔(4時間未満)187,000円

全身麻酔術前検査および日帰り入院管理料 33,000円

 

■費用について(自由診療、税込)

頬骨・オトガイ形成術 1,650,000円

※骨切りのデザインについては担当医とご相談ください。ご希望に応じて最適な方法をご案内します。

※モニター割引を適用した場合は手術費用が15%割引となります(麻酔費用や検査費用、入院費用の割引料金はありません)。術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は目もとにモザイク等をいれた状態で使用します。

※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

 

お問い合わせ・ご予約

9:50 ~12:30、13:30~17:50(木、日、祝のぞく)

TEL:076−239−0039

 

 

執筆・執刀医

山下 昌信
YAMASHITA, Masanobu

経歴:

石川県出身

平成9年 金沢医科大学医学部卒業

同年 金沢医科大学形成外科入局

平成20年 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)形成外科留学

頭蓋顔面外科フェロー(Dr. Henry K. Kawamoto, Jr.,M.D., D.D.S.)

Pacific Coast Plastic Surgery Center 美容外科

平成22年 金沢医科大学形成外科(頭蓋顔面外科、小児形成外科、美容外科)

平成29年 金沢医科大学形成外科准教授

資格等:

形成外科専門医

日本頭蓋顎顔面外科学会専門医

日本美容外科学会(JSAPS)専門医

日本形成外科学会領域指導医

日本形成外科学会小児形成外科分野指導医

学会等の活動:

日本形成外科学会 評議員・専門医認定委員会委員

日本頭蓋顔面外科学会 代議員・専門医認定委員会委員

日本美容外科学会(JSAPS) 専門医試験問題作成委員会委員

【症例】結膜切開のくまとり手術(裏ハムラ+脂肪注入)〈case.061〉

/

※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。

 

◎ダウンタイム重視で皮膚を切らない「裏ハムラ」に「脂肪注入」を併用

 

【60代女性】下眼瞼形成術(裏ハムラ)+脂肪注入(目の下、頬など)  術前/術後6か月

目の下のくまは若い頃からあったが最近めだってきたとことでした。

皮膚を切開する「経皮法(切開ハムラ)」には抵抗があったため、皮膚を切らない「経結膜法(裏ハムラ)」を選択されました。

皮膚のたるみを同時に処理するために経皮法の適応となることが多い年代でしたが、皮膚自体にハリがあったため、まずは皮膚を切らずにくまとりをおこない、皮膚の余り感、小じわなどが気になるようなら術後にフラクショナルレーザーを検討することとしました。

目の下〜頬のボリューム不足があり、自分の脂肪をつかったボリュームアップができることを説明したところ希望されたため「脂肪注入」を併用しました。

術後はやや小じわがふえた印象はありますが、レーザーなど追加の治療までは希望されませんでした。目頭の下あたりでは皮膚のたるみ感がすこし残りました。表層のたるみについては希望があればタッチアップとして皮膚の切除、眼輪筋のつり上げなどが適応になります(皮膚を切る手術になります)。

 

 

 

【手術のデザインについて】

◎眼窩脂肪の移動による凹凸の改善

◎ティアトラフ靱帯の切り離しによる陥凹の改善

◎目の下〜頬のくぼみ、ボリューム不足の解消(ゴルゴ線から頬骨下の陥凹まで脂肪注入、約26ml)

 

 

 

【脂肪注入の併用について】

くまの手術に脂肪注入の併用が必要となる例はそれほど多くありません。

適応となるのは下記のようなタイプです。

□頬のボリュームが少ないタイプ

□ゴルゴ線が深く目立つタイプ

□同時にほかの部位もふくめたボリュームアップを希望される場合

 

今回は頬のボリュームがやや少なく、ゴルゴ線も比較的はっきりしていたためご本人と相談のうえ、ボリュームアップを希望されたため脂肪注入を併用しました。

 

クマ取りの手術と脂肪注入を同時におこなうメリットは「ダウンタイムが1回ですむこと」です。客観的にみて脂肪注入を同時にしたほうがよいか迷うケースもありますが、まずは手術だけでどれくらいよくなるかみてみたい、という場合には一旦くまの手術だけをうけて、手術後3〜6か月で必要を感じた場合に脂肪注入を追加で受けることも可能です。

 

また、この症例では行っていませんが、目の下の色味(眼輪筋が透けて見える青〜赤紫の色調)について「ナノファット注入」による治療も可能です。

 

 

 

 

【ダウンタイムについて】

・腫れのピークは術後24〜48時間、腫れの程度には個人差があります。

・1〜2週で目立たない程度まで腫れが改善します。

・くまの手術単独よりも脂肪注入を併用した場合のほうが内出血が目立ちやすくなります。

・完全に腫れがひいて手術の結果がわかるのは術後1〜3か月目です。

・当日から洗顔や短時間のシャワーは可能です。テーピングをはずしたあとは目の下もスキンケア、メイクができますが強く押したりこすったりしないように注意してください。

 

 

 

ダウンタイムを軽減するために

顔のクリニック金沢ではさらなるダウンタイム軽減のためにさまざまな取り組みを行っています。

①皮膚に糸を出さない「内固定法」

②切開と止血が同時におこなえる「高周波メス」

③痛みをなくし、血圧を安定させる「全静脈麻酔(TIVA)」

④腫れを予防する「止血剤」(内服・点滴)

⑤術後の「テーピング」(2~3日)

⑥術後の「クーリング」

⑦腫れやむくみをおさえる「漢方薬」(オプション)

 

※⑦の漢方薬以外は通常の手術費用に含まれます。漢方薬は2種類から選択でき、希望に応じて処方しています(有料)。→詳しくみる

 

 

 

■手術についての説明(下眼瞼形成術・経結膜法)

この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。

方法
1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で治療を行います。
2.下眼瞼結膜(まぶたの裏の粘膜)を切開します。
3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。
4.下まぶたの形態を確認して、切開した結膜を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・結膜を切開するため皮膚に残る傷あとはありません。結膜は吸収糸で縫合するので抜糸の必要はありません。点眼薬を2種類(結膜浮腫予防、抗菌薬)処方しますので、それぞれ決められた期間点眼してください。
・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2〜3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。
・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。
・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。
・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。色調が気になる場合にはナノファット注入(粉砕した脂肪の注入)を併用します。

合併症・副作用
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎(下眼瞼形成術)
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。

 

■手術についての説明(脂肪注入)

ご自身の脂肪を採取し、顔の希望される箇所へ移植します。

方法
1.全身麻酔で治療を行います(小範囲のみの場合は局所麻酔でも可能です)。
2.臍窩(おへそ)または太ももを数ミリ切開し、脂肪採取用のカニューラを使って皮下脂肪を採取します。
3.採取した脂肪を遠心分離により精製します。
4.数mmの小切開(複数箇所、別紙図のとおり)から注入用のカニューラを使って脂肪を移植します。生着量を安定させ、不自然な凹凸などができないようにするため、いろいろな方向から少量ずつ注入して形を整えます。

一般的な経過
・脂肪移植部位の目立つ腫れは,数日から1週間で消退します。完全に腫れがひくのは1〜2ヶ月目頃です。痛みが強くなければ術後数日よりお化粧をしていただいてかまいません。
・注入箇所やその周囲に内出血を認めることがありますが、2〜3週間程度で消退します。
・脂肪を採取した部位(下腹部・太もも)に打ち身のような痛みがでることがあります。
・移植脂肪の生着率は概ね50〜75%程度です。最終的な手術の結果がわかるのは術後6カ月です。

合併症、副作用
・薬剤等のアレルギー
術中術後に使用する薬剤等による各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
術後2〜3日は、脂肪採取、注入のための小切開部分から少量の出血がみられることがあります。
・感染
術後に感染を生じることがあります。感染予防のため手術中に抗生剤を使用します。また、術後も処方された抗生剤を内服してください。感染を生じた場合は赤み、腫れ、持続する痛みなどみられます。万が一感染を生じた場合は切開排膿や追加の抗生剤を処方する場合があります。重篤な場合は皮膚壊死を来す可能性があります(移植部位および脂肪採取部)。

・硬結や嚢腫形成
特にたくさんの脂肪を一度に注入した場合などに硬結や嚢腫形成の報告があります。
・感覚障害
(額に脂肪を注入する場合)頭頂部の感覚が一時的に鈍くなる場合がありますが、感覚の鈍さが残ることはまれで通常は時間がたてばもとにもどります。
・傷跡のケロイド、肥厚性瘢痕
小さな切開から治療を行うため非常にまれですが、程度によっては治療が必要になる場合があります。
・色素沈着
切開部位に色素沈着による黒ずみが生じる場合があります。通常は半年程度で色が薄くなります。
・脱毛
額、もみあげ、こめかみなど髪の毛の生えている部分を切開して注入する場合、切開部位に一時的に脱毛を生じる可能性があります。通常は半年〜1年程度で改善します。
・その他
非常に稀で重篤な合併症として、脂肪塞栓(肺塞栓など)の報告があります。

 

■費用について(自由診療、税込)

◎下眼瞼形成術(結膜切開のくまとり手術、裏ハムラ)

605,000円

◎脂肪注入

基本料金(採取・加工料) ¥275,000
目の下のくま ¥82,500、頬 ¥242,000

※モニター割引(15%割引)を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。

※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

■麻酔について
下眼瞼形成術のみの場合は局所麻酔、全身麻酔いずれも可能です。また脂肪の注入が目の下のみ、ナノファットのみの場合も局所麻酔での手術が可能ですが、脂肪の注入が頬も含む広範囲になる場合には全身麻酔が必要です。

◎ 全身麻酔の場合
・手術費用のほかに全身麻酔のための費用がかかります

全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円

・全身麻酔のための術前検査費等の費用が別途必要です

全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円

◎局所麻酔の場合
・麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。

局所麻酔の術前検査費用 11,000円

※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえて医師がご説明しますので受診の際にご相談ください。

 

 

 

執筆・症例執刀医


山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:

岐阜県出身

平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業

同年 金沢医科大学形成外科入局

平成18年 産業医科大学形成外科留学

平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班

平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

 

専門医資格等:

日本形成外科学会 機構認定専門医

専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医

金沢医科大学形成外科学 非常勤講師

 

関連コラム:もっとも良い「目の下のくまをとる方法」

 

 

 

【症例】二重まぶた・全切開法
(埋没歴なし)〈Case.060〉

/

◎埋没法をあえて選択せず、はじめから全切開で左右差のない安定したラインを形成

【15歳女性】二重瞼 全切開法 術前/術後6か月

これまでに埋没法を受けられれたことはありませんでしたが、ふたえのり、テープなどではきれいなふたえの形ができず、埋没ではとれそうな気がするということで全切開を希望されました。ご家族からも糸のほうがリスクがあるのでは?というご相談がありました。

もともとうすいふたえ線があり、幅は右の方がすこしひろい状態でした。

現在の右の幅よりもわずかにひろく、形はミックス型と平行型の間位を希望されました。

 

ブジー(針金状の器具)をつかったシミュレーションでは希望の形を形成することが可能でしたが、左の内側が狭くなりやすい傾向がみられました。左右差が生じる原因はひとそれぞれですが、こちらの症例では骨格の左右差がおもな原因と考えられました。左側の骨格がわずかに小さいために皮膚のゆるみに左右差が生じ、二重の幅の左右差につながっていました。

左右のふたえ幅をそろえたうえで、左側のゆるみ分を切除するように少量の皮膚切除をおこなうデザインとしました。

 

 

 

 

伏し目の食い込みについて

手術後間もない時期は食い込みが気になることもあります。

これは傷あとが硬くなって食い込んでいるようにみえるためです。

きずあとに赤みが残っているうちは食い込みがもうすこし良くなる可能性があります。

早いと3か月、長いと1年、平均6か月ほどできずあとの赤みがおちつき、

同時に食い込みもめだたなくなっていきます。

 

 

 

ふたえ全切開法のデザインについて

まぶたを閉じたときの幅は8㎜でデザインしています。

骨格の左右差を考慮して左側のゆるみ分を切除するように最大1.5㎜幅の皮膚切除をおこなうデザインとしました。

 

現在の右の幅よりもわずかにひろく、形はミックス型と平行型の間位を希望されましたので、内側はもうこひだの上にラインが入るようにしています。

完全に平行型にしたい場合には目頭切開をおこないますが、ミックス型寄りの平行型でもよい場合で、もうこひだの上にラインが入るまぶたであればこのようなデザインが可能です。

もうこひだのつっぱりがつよすぎるとこのようなデザインはできないため、つっぱりをゆるめる目頭切開をおこなうか、末広型を選択することになります。

自分がどちらのタイプかはアイプチやふたえのりでミックス型、平行型のようなかたちを作れるかどうかである程度わかるのですが、アイプチなどでうまくラインができない場合でも手術では可能、というケースもありますので、デザインで迷われている場合は担当医とよくご相談ください。

 

 

 

●ふたえ全切開ダウンタイム

直後〜2,3日:腫れがいちばん目立ちます

4〜7日:腫れは落ち着いてきますがまだ腫れ感はあります

8〜14日:腫れがかなり落ち着いて目立たなくなってきます

14日〜1か月:腫れている感じが気にならなくなる時期です

 

まぶたの腫れ方は個人差がおおきく、今回の症例は標準的な経過よりすこし腫れが目立ち、期間も長かったケースです。腫れの程度と期間にもっとも影響するのはまぶたの厚みです。次に手術後の安静(運動や入浴などは腫れやすくなります)や冷却のしかた、腫れ予防薬の使用(トラネキサム酸、カルバゾクロムスルホン酸)、腫れ予防の漢方薬なども影響します。術後の腫れが不安な場合はあらかじめご相談ください。

 

 

 

●きずあとのダウンタイム

直後〜7日:まだ糸がついている時期、糸が気になるなら透明糸使用可

7〜14日:抜糸

1〜3か月:傷あとの赤み、凹凸が気になる時期、きずあとの回復を早める内服薬処方可

3〜6か月:赤み、凹凸が気にならなくなってくる時期

 

きずあとについては今回の症例は標準的な経過です。1か月目にはまだ赤みがありますが、半年目にはほぼ赤みがなくめだたない傷あとになっています。体質によっては1年程度赤みが続くこともありますので、ケガや手術のあとが赤くなりやすい、硬くなりやすいという体質の方、手術のあと思った以上に赤みが目立ち気になるなどあれば傷あと用の内服薬を処方しています。内服の期間は抜糸から2−3か月程度です。

 

 

 

●ふたえ全切開を受ける年齢について

埋没法ではなくあえてはじめから全切開を選ばれた症例をご紹介しました。切開がこわい、不安、まずはどうなるか埋没でみてみたいという方にはじめから切開法をおすすめすることはありません。まずは埋没から、そのあと線が消えたらまたそのときにどうするか考えます、という方のほうが多いのも確かです。

今回の症例のようにご自身やご家族がインターネットなどで調べて埋没法に不安がある、アイプチなどで二重ラインをつくってみた結果二重の線がつきにくいのではないかと考えている、実際にまぶたの厚みなどにより二重ラインがやや不安定になりそう、埋没法では希望される形が難しい、などの例でははじめから全切開をおすすめすることもあります。

今回ご家族が心配されていたように埋没法のほうがリスクが高いということはなく、各術式に特有の合併症、副作用がそれぞれにあります。たとえば埋没法では糸の露出、目に傷が付く可能性など。切開法では直後に傷あとがめだつ、術後の腫れや内出血が目立ちやすく期間も長くなることがある、などです。

二重全切開の手術は細部の違いはあってもさかまつげ(睫毛内反)の手術とほぼ同じです。重度のさかまつげでは幼少期に手術をうけることもありますので、手術自体に年齢制限はなく、10代で受けたからといって特別なデメリットもありません。ただし、未成年であるためすくなくとも初診のときは必ず保護者の方と受診いただくこと、手術の内容や手術後の経過についてご本人、保護者ともに十分理解されていることなどを条件に手術をおこなっています。

 

 

 

お問い合わせ・ご予約

9:50 ~12:30、13:30~17:50 (木、日、祝のぞく)

TEL:076−239−0039

 

 

 

 

■この手術についての説明

この治療は、上まぶたを切開して、二重のラインをつくる手術です。

方法
1.手術当日、ブジーを使ったシミュレーション等で希望するまぶたの形を再度確認し、切開ラインをデザインします。
2.局所麻酔で治療を行います。極細の針を使ってまぶたに局所麻酔の注射をします。麻酔が十分にきいていることを確認してから手術をはじめます。
3.二重をつくる線に合わせて切開し、細い糸でふたえのラインを固定します。切開した部分を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・切開したきずあとは残りますがほとんど目立ちません。
・5〜7日後に抜糸をします。
・腫れには個人差がありますが、通常ピークは1、2日目です。完全に落ち着くまで2〜3ヶ月かかることがあります。腫れている間は、重瞼幅(ふたえの幅)が広く見えます。
・まぶたに内出血(あざ)が出ることがあります。内出血が出た場合は消えるまで最長で2週間ほどかかります。
・当日から洗顔や短時間のシャワーは可能です。ただし、強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長風呂、サウナは避けて下さい。
・アイメイク(アイシャドウ、アイライン等)は抜糸の翌日まで避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。睫毛パーマ、睫毛エクステンションは術後1か月目以降可能です。
・抜糸は外側の糸のみで、中に残した糸は体に残りますが2〜3か月で溶けて吸収されます。

 

■合併症、副作用について
・アレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常ほとんどありませんが、内出血が出る場合があります。
・感染・異物反応
ふたえの固定に使う糸は吸収糸(溶けてなくなる糸)で体の中に残しても害のないものですが、ごくまれに感染や異物反応(赤くなる、しこりになる、等)を起こすことがあり、その際は糸を除去する必要があります。
・眼瞼下垂
手術のあと目が開きづらくなることがありますが、通常は腫れがひいてくると改善します。腫れがひいても開きづらさが改善しない場合は再手術の適応となります。

 

■費用について(自由診療、すべて税込)

◎二重瞼全切開法 396,000円 (モニター割引:336,600円)

局所麻酔、極細麻酔針(34G)、内服(痛み止め、化膿止め)、術後ケアセット(ガーゼ、目元用濡れコットン、冷却ジェル)、抜糸、術後半年までの再診料はすべて手術費用に含まれています。

※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。

※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

■麻酔と費用について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能ですが、通常は局所麻酔で痛みを十分に軽減できます。麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。

局所麻酔の術前検査費用 11,000円

 

 

 

執筆・上記症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

専門医資格等:

日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師