【症例】重さを解消しつつ幅広めの二重形成(全切開・ROOF切除)〈Case.058〉
※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。
◎埋没法のあとの全切開で重さを解消しつつ幅を広げる
【20代女性】二重瞼全切開法、ROOF切除(幅広めの中間型) 術前/術後4か月

他院で埋没2回、目頭切開術後
希望するイメージ:
・幅を広く(最優先)
・丸い感じ、くりっとした感じ
・脂肪もとりたい(ROOF)
術前は上を見たときにまつげにふたえ線の上の皮膚が当たっている状態でしたが、これも解消されてさかまつげが改善しています。
全切開のきずあとについて
埋没法のあとのふたえ線(しわ)と比較するとすこし線がくっきりしたようにみえますが、ガタつきや凹凸もなく自然です。顕微鏡と極細の縫合糸をつかった精密な縫合により傷あとの不安を最小限にします。
●きずあとのダウンタイム
直後〜7日:まだ糸がついている時期、糸が気になるなら透明糸使用可
7〜14日:抜糸
1〜3か月:傷あとの赤み、凹凸が気になる時期、きずあとの回復を早める内服薬処方可
3〜6か月:赤み、凹凸が気にならなくなってくる時期
ROOF切除について

全切開ではじめから「ROOF切除」をおすすめすることはほとんどありませんが、このケースではご本人から「ROOF切除」のご希望がありました。幅を広くすると重い感じが出るのではないかと心配され、ご自身でも調べられたうえで手術を希望されました。
ROOFの切除範囲、切除量は術前の状態にもよりますが、この症例では上の画像の水色部分のROOFを切除しています。色の濃い部分はすべてのROOFを切除、薄い部分はグラデーションをつけて周囲と段差ができないようにしています。

ROOF切除を併用した場合、単純な全切開よりも腫れが目立ちやすく、期間も長くなる傾向があります。通常であれば2週間から1か月でおおまかな腫れがひいて自然な印象になりますが、ROOF切除例では1か月目でもまだ少し腫れているという印象をもたれるかと思います。腫れがとれてくるのは2〜3か月後になります。
お問い合わせ・ご予約
9:50 ~12:30、13:30~17:50(木、日、祝のぞく)
TEL:076−239−0039
■この手術についての説明
この治療は、上まぶたを切開して、二重のラインをつくる手術です。
方法
1.手術当日、ブジーを使ったシミュレーション等で希望するまぶたの形を再度確認し、切開ラインをデザインします。
2.局所麻酔で治療を行います。極細の針を使ってまぶたに局所麻酔の注射をします。麻酔が十分にきいていることを確認してから手術をはじめます。
3.二重をつくる線に合わせて切開し、細い糸でふたえのラインを固定します。切開した部分を細い糸で縫合します。
一般的な経過
・切開したきずあとは残りますがほとんど目立ちません。
・5〜7日後に抜糸をします。
・腫れには個人差がありますが、通常ピークは1、2日目です。完全に落ち着くまで2〜3ヶ月かかることがあります。腫れている間は、重瞼幅(ふたえの幅)が広く見えます。
・まぶたに内出血(あざ)が出ることがあります。内出血が出た場合は消えるまで最長で2週間ほどかかります。
・当日から洗顔や短時間のシャワーは可能です。ただし、強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長風呂、サウナは避けて下さい。
・アイメイク(アイシャドウ、アイライン等)は抜糸の翌日まで避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。睫毛パーマ、睫毛エクステンションは術後1か月目以降可能です。
・抜糸は外側の糸のみで、中に残した糸は体に残りますが2〜3か月で溶けて吸収されます。
■合併症、副作用について
・アレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常ほとんどありませんが、内出血が出る場合があります。
・感染・異物反応
ふたえの固定に使う糸は吸収糸(溶けてなくなる糸)で体の中に残しても害のないものですが、ごくまれに感染や異物反応(赤くなる、しこりになる、等)を起こすことがあり、その際は糸を除去する必要があります。
・眼瞼下垂
手術のあと目が開きづらくなることがありますが、通常は腫れがひいてくると改善します。腫れがひいても開きづらさが改善しない場合は再手術の適応となります。
■費用について(自由診療、すべて税込)
◎二重瞼全切開法 396,000円
◎ROOF切除 396,000円(併用割引:198,000)
局所麻酔、極細麻酔針(34G)、内服(痛み止め、化膿止め)、術後ケアセット(ガーゼ、目元用濡れコットン、冷却ジェル)、抜糸、術後半年までの再診料はすべて手術費用に含まれています。
※併用割引とは同じ部位の手術を他の手術と同時に受ける場合の割引料金です。全切開とROOF切除を同時に受ける場合はROOF切除に併用割引が適用されます。
※モニター割引(手術費用の15%割引)を適用した場合は術後1週間、1か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。
※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る
■麻酔と費用について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能ですが、通常は局所麻酔で痛みを十分に軽減できます。麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。
局所麻酔の術前検査費用 11,000円
執筆・上記症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
専門医資格等:
日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師