顔のクリニック金沢

CASE

症例写真

【症例】50代・結膜切開のくまとり
(裏ハムラ+ミッドチークリフト)〈case.063〉

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※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。

 

◎ティアトラフ+小さめのふくらみタイプのくまとり手術

【50代女性】下眼瞼形成術(裏ハムラ+ミッドチークリフト)  術前/術後6か月

目の下のくまの治療を希望し受診されました。小じわ、頬のまるみがないのも気になっているとのことでした。

くまのふくらみはそれほど大きくありませんが「ティアトラフ」とよばれるハの字の影があるためふくらみが目立ってみえるタイプです。

眼窩脂肪を切除する「脱脂」のみで改善させようとした場合は、ハの字のくぼみ部分と同じ深さまで脂肪を切除することになるため、目の下がこけたようになりやすいケースです。

 

 

「ティアトラフ」とよばれるハの字の溝部分にある靱帯(リガメント)を切りはなし、その部分に脂肪を移動させました。脂肪は少量切除しています。手術後はハの字の影が目立たなくなりました。

目の下がへこんで見えることもなく自然な形になっています。

 

 

横からみると「ティアトラフ」の溝がなくなって頬の丸みにスムーズにつながる形になっているのがわかります。

 

 

 

くまの手術と同時に可能な「ミッドチークリフト」「脂肪注入」について

くまの下にあたる頬のまるみ部分にボリューム不足がある場合には「ミッドチークリフト」や「脂肪注入」を併用したほうが結果がよいことがあります。

今回の症例では「頬の丸みがないのも気になっている」ということでしたが、大きな変化を希望されなかったこと、ゴルゴ線と呼ばれる頬中央の溝がなかったことから、脂肪注入ではなく「ミッドチークリフト」を選択しました。

 

脂肪注入が必要かどうかはこれまでに発表されている多くの論文などから適応を判断していますが、見極めが難しい例もあるためあきらかにボリューム不足がない場合はくまの手術(下眼瞼形成術)のみ、もしくは「ミッドチークリフト」の結果をみたうえで、ボリュームの追加が必要かを考えていただくこともあります。

術後3〜6か月でボリューム不足があり形の補正が不十分な場合には少量ならヒアルロン酸、ある程度の量が必要なら脂肪注入をご提案しています。

 

手術前からあきらかに頬のボリュームが不足していてくまの手術のみではきれいな目の下のシルエットを形成することが難しいと判断した場合や、ゴルゴ線が深く目立つ場合などは同時に脂肪注入(または後日のヒアルロン酸注入)をおすすめする場合もあります。できるかぎりご希望やご予算に応じて対応いたしますので遠慮なくご相談ください。

 

 

 

【裏ハムラ+ミッドチークリフトのダウンタイム】

 

 

 

 

小じわ改善のための「マドンナリフト」

今回のケースではもともと小じわを気にされており、術後さらに小じわが目だつ可能性があったため、手術と同時に「マドンナリフト」を行いました。

炭酸ガスフラクショナルレーザーにより熱を加えて小じわを改善させる治療です。

 

 

関連コラム:切らずにまぶたのたるみとり「マドンナリフト」

 

 

 

 

■手術についての説明(下眼瞼形成術・経結膜法)

この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。

方法
1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で治療を行います。
2.下眼瞼結膜(まぶたの裏の粘膜)を切開します。
3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。
4.下まぶたの形態を確認して、切開した結膜を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・結膜を切開するため皮膚に残る傷あとはありません。結膜は吸収糸で縫合するので抜糸の必要はありません。点眼薬を2種類(結膜浮腫予防、抗菌薬)処方しますので、それぞれ決められた期間点眼してください。
・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2〜3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。
・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。
・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。
・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。色調が気になる場合にはナノファット注入(粉砕した脂肪の注入)を併用します。

 

■合併症、副作用
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎(下眼瞼形成術)
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。

 

■費用について(自由診療、税込)

◎下眼瞼形成術(結膜切開のくまとり手術、裏ハムラ)

605,000円(モニター割引:514,250円)

※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。

※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

■麻酔について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能です。
選択する麻酔方法によって費用が異なります。

◎ 全身麻酔の場合
・手術費用のほかに全身麻酔のための費用がかかります

全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円

・全身麻酔のための術前検査費等の費用が別途必要です

全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円

◎局所麻酔の場合
・麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。

局所麻酔の術前検査費用 11,000円

※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえて医師がご説明しますので受診の際にご相談ください。

 

お問い合わせ・ご予約

9:50 ~12:30、13:30~17:50 (木、日、祝のぞく)

TEL:076−239−0039

 

 

執筆・症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:

岐阜県出身

平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業

同年 金沢医科大学形成外科入局

平成18年 産業医科大学形成外科留学

平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班

平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

 

専門医資格等:

日本形成外科学会 機構認定専門医

専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医

金沢医科大学形成外科学 非常勤講師