顔のクリニック金沢

CASE

症例写真

【症例】上下まぶたの同時たるみとり(全身麻酔)〈case.054〉

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※当院の症例写真では個人情報保護のためのトリミング等の処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。

 

◎上下まぶた同時のたるみとりで若々しい印象に
【30代男性】上まぶたのたるみとり、皮膚を切らないくまとり手術  術前/術後1年

30代になり、目の下のふくらみやたるみが気になるようになり、治療を希望して来院されました。
また、上まぶたも一緒にすっきりさせたいというご希望があり、上下のまぶたを同時にたるみ取りする治療を行いました。

手術後は、無意識におでこに力を入れる必要がなくなったことで額のしわも目立たなくなり、若々しい印象になりました。

 

上まぶたは、一重に近く、少しだけ線が見える程度をご希望でした。
はっきりした二重や、幅の広い二重は望まれていませんでした。
もともと左右で形に差があったため、できるだけ左右がそろって見えるように、たるみを取る位置や二重の形をデザインしました。
切り取った皮ふの量は、いちばん広いところで約2.5mmです。

 

もうひとつの上まぶたのたるみを取る方法に「眉毛の下を切る方法(眉毛下切開法)」があります。
今回は次の理由から、この方法は選びませんでした。

・眉毛の下でたるみを取っても、ふたえの左右の差がそろいにくいことが予想された

・そもそも二重にしたいという希望があった

・まつげの上に皮ふがかぶさり、目が重く見えていた

もともと二重の幅や形に左右差がなかったり、厚いまぶた、ひとえまぶたのまま線をつけたくない場合などには「眉下切開法」が適していることもあります。

 

下まぶたは、皮膚の余りが少なかったため、
皮膚を切らず、まぶたの裏側から行う方法を選びました。
ふくらみの原因となる脂肪を取り除くのではなく、くぼみに移動してなだらかにする方法で、
「裏ハムラ法」とも呼ばれます。

また、痛みの少ない治療をとのことで麻酔科専門医による「全静脈麻酔(TIVA)」で手術をおこないました。

 

 

全静脈麻酔(TIVA)とは?


全静脈麻酔(TIVA)とは眠くなるお薬を点滴から入れて行う麻酔方法です。
吸入麻酔(ガス)を使わず、点滴だけで麻酔をコントロールします。

全静脈麻酔(TIVA)が適しているのは

□2時間以内の手術
□局所麻酔だけではすこし痛みを感じる手術
□手術がこわい、パニック障害などがあり不安

などです。
今回の手術「上眼瞼除皺術」のみであれば局所麻酔で十分ですが、本格的なくまとり手術の「下眼瞼形成術」は局所麻酔では痛みが完全にとりのぞけないことなどからご希望があれば全静脈麻酔での手術を行っています。

 

 

静脈麻酔との違い
全静脈麻酔と静脈麻酔、名前は似ていますがまったく別の麻酔法です。

◎静脈麻酔
点滴で眠くなるお薬を使う
うとうと眠る程度のことが多い
短時間の検査や処置で使用
→「うとうと眠くなる鎮静」です

◎全静脈麻酔(TIVA)
点滴だけでしっかり眠る麻酔
手術中の記憶はなく途中で目がさめることもない
麻酔科医が脳波を測定しながら眠りの深さや全身状態をコントロール
→「ガスを使わない全身麻酔」です

 

 

ダウンタイムについて


回復は、上まぶたより下まぶたのほうが早い傾向があります。
上まぶたは1週間目でもまだ腫れが残っていますが、下まぶたは皮膚を切らないため回復は早くなります。

 

 

■手術についての説明(下眼瞼形成術・経結膜法)

この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。

方法
1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で治療を行います。
2.下眼瞼結膜(まぶたの裏の粘膜)を切開します。
3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。
4.下まぶたの形態を確認して、切開した結膜を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・結膜を切開するため皮膚に残る傷あとはありません。結膜は吸収糸で縫合するので抜糸の必要はありません。点眼薬を2種類(結膜浮腫予防、抗菌薬)処方しますので、それぞれ決められた期間点眼してください。
・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2〜3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。
・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。
・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。
・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。

 

■手術についての説明(上眼瞼除皺術)

この治療は、上まぶたの皮膚を切除して、まぶたのたるみをとる手術です。

方法
1.手術当日、ブジーを使ったシミュレーション等で希望するまぶたの形を再度確認し、切開ラインをデザインします。
2.局所麻酔で治療を行います。極細の針を使ってまぶたに局所麻酔の注射をします。麻酔が十分にきいていることを確認してから手術をはじめます。
3.眼瞼(まぶた)の二重の線に沿って切開を加え、皮膚を切除します。もともと一重の場合は切開した位置が新たな二重の線になります。切開した位置で埋没縫合を行います。
4.切開した部分を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・切開したきずあとは直後から1,2か月頃までは赤みや凹凸がありますが、最終的に赤みなどがおちつくと二重のしわにかくれて目立たなくなります。
・5〜7日後に抜糸をします。
・腫れには個人差がありますが、通常ピークは1、2日目です。2〜4週で不自然にみえない程度まで落ち着きますが、完全に落ち着くまで2〜3ヶ月かかることがあります。腫れている間はふたえの幅が広く見えます。
・まぶたに内出血(あざ)が出ることがあります。内出血が出た場合は消えるまで最長で2週間ほどかかります。
・当日から洗顔や短時間のシャワーは可能です。ただし、強くこすったり、押さえたりしないようにしてください。
・当日から2〜3日目までは飲酒や、運動、長風呂、サウナを避けてください。
・アイメイク(アイシャドウ、アイライン等)は抜糸の翌日まで避けてください。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けてください。睫毛パーマ、睫毛エクステンションは術後1か月目以降可能です。

 

■合併症、副作用
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎(下眼瞼形成術)
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形(下眼瞼形成術)
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。

・眼瞼下垂(上眼瞼除皺術)
手術のあと目が開きづらくなることがありますが、通常は腫れがひいてくると改善します。腫れがひいても開きづらさが改善しない場合は再手術の適応となります。

 

■費用について(自由診療、税込)

◎下眼瞼形成術(結膜切開のくまとり手術、裏ハムラ)

605,000円(モニター割引:514,250円)

◎上眼瞼除皺術(上まぶたのたるみ取り、二重形成含む)

418,000円(モニター割引:355,300円)

※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。

※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

■麻酔について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能です。
選択する麻酔方法によって費用が異なります。

◎ 全身麻酔の場合
・手術費用のほかに全身麻酔のための費用がかかります

全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円

・全身麻酔のための術前検査費等の費用が別途必要です

全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円

◎局所麻酔の場合
・局所麻酔手術のための術前検査費用がかかります。

局所麻酔のための術前検査費用 11,000円

※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえて医師がご説明しますので受診の際にご相談ください。

 

 

執筆・症例執刀医


山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:

岐阜県出身

平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業

同年 金沢医科大学形成外科入局

平成18年 産業医科大学形成外科留学

平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班

平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

 

専門医資格等:

日本形成外科学会 機構認定専門医

専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医

金沢医科大学形成外科学 非常勤講師

【症例】上下まぶたの同時たるみとり(局所麻酔)〈case.051〉

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※当院の症例写真では個人情報保護のためのトリミング等の処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。

 

◎上下まぶたを同時にたるみとり

【40代女性】眉毛下切開法+下眼瞼形成術・経結膜法 術前/術後6か月

全体のたるみは強くありませんでしたが、
上下のまぶたを同時にスッキリさせたいというご希望がありました。

 

上まぶたは、もともとの二重が自然で、左右差やさかさまつげもありませんでした。

まぶたの厚みや質感、シミュレーションでの仕上がりの形を一緒に確認し、
その結果から、眉毛の下でたるみをとる方法を選びました。

下まぶたはたるみや余りがほとんどなかったため、
皮膚を切るたるみとりではなく、まぶたの裏側から行う方法をおすすめしました。
この方法は「経結膜法(裏ハムラ)」とよばれ、
目の下のふくらみをなだらかに整える治療です。

 

たるみを取ったことでふたえの幅が自然に広がり、
目の下のふくらみや、ハの字に見える影(ティアトラフ)も目立ちにくくなりました。
もともとのたるみが強くないため変化は大きくありませんが、目元がはっきりとした印象になっています。

 

目の下のふくらみは正面からの画像ではわかりにくいのですが

横からみるとふくらみがなくなり、涙袋の輪郭がきれいにみえるようになっているのがわかります。

 

 

麻酔の方法について

この症例では、ご本人の希望で2つの手術を同時に局所麻酔で行いました。
痛みへの不安があまりなかったため、手術はスムーズに終わりました。

眉毛の下を切ってたるみを取る手術は、ふつう局所麻酔で行います。
一方、下まぶたの手術(経結膜法)も、条件が合えば局所麻酔で行うことができます。
ただし、目の下にできるハの字の影の原因となる「靱帯(じんたい)」を処理するところでは、少し痛みを感じることがあります。
そのため、痛みが心配な方や、手術がこわいと感じる方には、しっかり眠った状態で行う全身麻酔をおすすめしています。

 

局所麻酔が適応となる目安

□痛みへの不安がそれほど強くない

□多少の痛みは耐えられる

□閉所恐怖症がない(保護用のアイシールドで視野がさえぎられるため)

 

 

 

 

ダウンタイムと傷あとについて

眉の下を切る手術(眉下切開)では、手術のあとすぐは傷あとが少し目立ちます。
これはふつうのことで、心配はいりません。
たるみがあった人は、知らないうちに眉を上げるクセがついていることがあります。
そのため、手術から7日くらいは、まぶたが上に引っぱられたように見えることがあります。1〜2か月ほどたつとそのクセがなくなり、自然なまぶたの形になります。

眉を上げるクセがとれない場合やおでこのしわが気になる場合には筋肉のクセをやわらげる効果のある「ボツリヌストキシン注射」で改善が可能なことがあります。

傷あとは、数か月〜6か月で赤みやデコボコが目立ちにくくなります。
もし最後まで傷あとが気になる場合は、
「炭酸ガスフラクショナルレーザー」という治療で、
さらに傷を目立ちにくくすることもできます。

手術では「形成外科専門医」が拡大鏡を使ってていねいに縫うため、
傷が目立ちにくく、治りも早くなります。

 

 

 

■手術についての説明(下眼瞼形成術・経結膜法)

この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。

方法

1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で手術を行います。

2.下眼瞼結膜(まぶたの裏の粘膜)を切開します。

3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。

4.下まぶたの形態を確認して、切開した結膜を細い糸で縫合します。

一般的な経過

・皮膚に残る傷あとはありません。結膜は吸収糸で縫合するので抜糸の必要はありません。点眼薬を2種類(結膜浮腫予防、抗菌薬)処方しますので、それぞれ決められた期間点眼してください。

・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2~3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。

・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。

・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。

・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。

・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。

 

■手術についての説明(眉毛下切開法)

この治療は、上まぶたの皮膚を眉毛の下で切除する手術です。

方法
1.局所麻酔で治療を行います。麻酔クリームを塗って30分待機したのち、極細の針を使って局所麻酔の注射をします。麻酔が十分にきいていることを確認してから手術をはじめます。
2.眼瞼(まぶた)の眉毛の下のラインに合わせて切開を加え、余っている瞼の皮膚を切除します。
3.切開した部分を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・切開したきずあとは残りますが、眉毛の下に沿っているので眉毛が生えそろうとほとんど目立ちません。
・5〜7日後に抜糸します。
・腫れの程度は個人差があります。抜糸のころにはかなり落ち着いてきますが、まだ腫れは残っています。完全に落ち着くのは1〜2ヶ月かかることがあります。
・まぶたに内出血(あざ)が出ることがあります。内出血が出た場合は消えるまで最長で2週間ほどかかります。
・当日から洗顔や短時間のシャワーは可能です。ただし、強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長風呂、サウナは避けて下さい。
・眉メイクは抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、刺激が少ない方法で手術部位を避けて下さい。
・抜糸は外側の糸のみで、中に残した糸(時間が経つと溶ける吸収糸を使用)は体に残りますが2〜3か月で溶けて吸収されます。

 

■合併症、副作用について
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎(下眼瞼形成術)
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形(下眼瞼形成術)
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。

 

■費用について(自由診療、すべて税込)

◎下眼瞼形成術(経結膜) 605,000円 (モニター割引:514,250円)

◎眉毛下切開法(上まぶたのたるみ取り) 418,000円 (モニター割引:355,300円)

※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。

※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

■麻酔について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能です。
選択する麻酔方法によって、費用が異なります。

◎ 全身麻酔の場合
・上記に記載の全身麻酔費用がかかります

全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円

・全身麻酔のための術前検査費用が別途必要です

全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円

◎局所麻酔の場合
・全身麻酔費用・全身麻酔の術前検査費用はかかりません。

局所麻酔の術前検査費用 11,000円

※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえて医師がご説明します。

 

 

 

 

 

執筆・上記症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

専門医資格等:

日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師

【症例】切開するくまとり手術(切開ハムラ、ふくらみの大きいタイプ)〈case.049〉

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※当院の症例写真では個人情報保護のためのトリミング等の処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。

 

◎やや大きめのふくらみ+ティアトラフタイプのハムラ法

【60代男性】下眼瞼形成術・経皮法  術前/術後6か月

目の下のくまを、できるだけ痛みを感じずに治したいというご希望で来院されました。
そのため、全身麻酔での治療を希望されていました。

お肌のハリは比較的よい状態でしたが、
目の下のふくらみがやや大きく、年齢のことも考慮した結果、皮膚を切開して行う 「経皮法」による「下眼瞼形成術(かがんけんけいせいじゅつ)」いわゆる「切開ハムラ法」を行いました。

 

「経皮法」による下眼瞼形成術(かがんけんけいせいじゅつ)
いわゆる切開ハムラ法は、まつげの生え際を切開し、
目の下にある脂肪を移動させて、ふくらみをなだらかに整える手術です。

脂肪を取るだけでなく、位置を調整することで、
目の下が平らで自然な状態になります。
手術にかかる時間は、およそ1時間です。
全身麻酔で行う場合は、麻酔の準備や覚醒の時間を含めて、
手術室での滞在は約2時間となります。

 

手術後は、目の下のふくらみが下のくぼみへなだらかに移動することで、
影ができにくくなります。

ふくらみに隠れていた涙袋が自然に見えるようになり、目の印象がくっきりとしました。
当院では、涙袋を新しく作ったりする治療は基本的に行っていません。
そのため、手術後はもともとの涙袋の形に戻った状態になります。

 

 

皮膚を切開する方法が向いているタイプ

皮膚を切開して行う
「ハムラ法」「切開ハムラ」「経皮法」は、
少なくとも40代以下の方が適応になることは、ほとんどありません。
その理由は、ダウンタイムが目立つこともありますが、
皮膚を切り取る必要があるほどのたるみがないことが、最も大きな理由です。

年齢を重ねると、目の下の皮膚にたるみが出てくるため、
ふくらみが大きい例などで皮膚を切開する経皮法を選択するケースが増えてきます。
ただし、このときに重要になるのが、
経皮法の合併症として起こることがある
「外反(がいはん)」のリスクをできるだけ抑えることです。

外反は、
・もともとの骨格
・下まぶたのゆるさ
によって、起こりやすいタイプの方がいます。
そのため、経皮法を行う場合には、
・目のまわりの筋肉(眼輪筋)を引き上げて固定する
・目尻の靱帯を補強する
(lateral canthopexy:ラテラルカンソペクシー)
といった予防処置を組み合わせることで、外反のリスクを下げています。

 

 

皮膚切開が適応となる目安

□50代以上

□ふくらみのボリュームがかなり大きい

□加齢による皮膚のたるみが目立つ

 

 

 

ダウンタイムと傷あとについて

皮膚を縫合しているため、手術直後は傷あとがやや目立ちます。
腫れは、翌日〜翌々日がピークになります。
術後7日目の抜糸の時点では、
大きな腫れはおさまっていますが、
まだ少し腫れや傷あとの赤みが分かることが多いです。

傷あとの赤みは体質による差があり、
赤みが出やすい方では、下まつげのきわに赤みが半年ほど残ることもあります。
当院では、拡大鏡を使用した形成外科専門医による丁寧な縫合を行い、
傷あとが目立ちにくく、回復の早い仕上がりを目指しています。

今回の症例では、
術後7日目でも赤みはほとんどみられず、
1か月後には傷あとがほぼ分からない状態になりました。
ただし、回復の早さには体質の影響が大きく、
一般的には2〜3か月ほど赤みがみられるのが普通です。

 

 

■手術についての詳しい説明

この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。

方法
1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で治療を行います。
2.下眼瞼(まぶた)のまつげの生え際を切開します。
3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。
4.皮膚のたるみがあれば適量切除します。
5.下まぶたの形態を確認して、切開した部分を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・術後5〜7日目に抜糸します。下まぶたのまつげの生え際に傷あとが残ります。術後しばらくは傷あとの赤みが目立つことがありますが、6ヶ月ほどで目立たなくなります。
・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2〜3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。
・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。
・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。
・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。

 

■合併症、副作用について
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。
・その他
目のまわりの筋肉の動きが一時的に弱まることで目が閉じにくい、目が乾く、顔を洗うときに目に洗顔料が入ってしみる、などの症状を自覚する場合があります。通常6ヶ月程度で改善しますが、目の乾きや目の炎症などの症状が強い場合には点眼や軟膏治療が必要な場合があります。

 

■費用について(自由診療、税込)

◎下眼瞼形成術(経皮法) 605,000円 (モニター割引:514,250円)

※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。

※上記は2025年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

■麻酔について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能です。
選択する麻酔方法によって、費用が異なります。

◎ 全身麻酔の場合
・上記手術費用に加えて記載の全身麻酔費用がかかります

全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円

・全身麻酔のための術前検査費用が別途必要です

全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円

◎局所麻酔の場合
・局所麻酔のための術前検査費用(血液検査)がかかります

局所麻酔の術前検査費用 11,000円

※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえて医師がご説明しますので診察の際にご相談ください

 

 

 

執筆・上記症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

専門医資格等:

日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師

※費用について(自由診療) 料金表を見る
※厚生労働省のガイドラインに準拠して
治療の内容、合併症やリスク、費用について記載したうえで
術前・術後の症例写真を掲載しています。

お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.

※費用について(自由診療) 料金表を見る
※厚生労働省のガイドラインに準拠して
治療の内容、合併症やリスク、費用について記載したうえで
術前・術後の症例写真を掲載しています。

お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.