顔のクリニック金沢

CASE

症例写真

【症例】下眼瞼形成術(経皮法、切開ハムラ)〈case.035〉

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※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。

 

◎「ティアトラフ+バギーアイタイプの「下眼瞼形成術(切開ハムラ)」

【60代女性】下眼瞼形成術(経皮法、切開ハムラ)  術前/術後6か月

「ティアトラフ」とよばれる半円形のくぼみと「バギーアイ」とよばれるふくらみの両方があるタイプのくまです。

このタイプでは若い頃は「ティアトラフ」のみ、年齢を重ねるとふくらみが出てきたといわれる方が多いです。

 

ティアトラフがあると、くまのふくらみのところにある脂肪を取るだけの方法では、
目回りがやせた、やつれた、疲れて見える印象になりやすいため、くぼみを浅くする処置が欠かせません。

 

 

くぼみを浅くする方法は3つ

□ふくらみ部分の脂肪を移動させる「下眼瞼形成術(ハムラ法)」

□脂肪注入

□ヒアルロン酸注入

 

 

今回は脂肪を移動させる方法で治療をおこないました。
皮膚のたるみを同時に改善させるためにたるみ取りを併用する「経皮法」でおこなっています。
「切開ハムラ」とよばれる方法です。

 

くまがなくなったことで目の下の影がなくなりあかるい印象に。
手術後の画像でも目の下に影がうすくありますが、これは涙袋の影です。

 

 

涙袋の変化について

手術のまえはふくらみにうもれて涙袋がなくなっていることがあります。
手術のあとの涙袋の形や大きさは、もともとの涙袋の形によってかわってきます。

こちらの症例では左は手術前から涙袋がすこしありますが左はほとんどありませんでした。


手術後は左の涙袋はくっきり、右はうっすらとふくらみがわかるようになりました。

埋もれている涙袋がどんな形をしているかは目を細めて笑ってみると自分でもわかりますが、もともと左右差がないほうがまれで左右差をそろえることはこの手術ではできません。

 

関連コラム:目の下のくま手術と涙袋の変化

 


横からみたイメージは自分ではあまりみることはありませんが手術による変化を正確にとらえることができます。

◎ふくらみが下に移動してくぼみがなくなっています。

◎涙袋がくっきりとみえるようになりました。

顔のクリニック金沢ではこの横からの画像を術前に分析することで、
適切な脂肪の切除量、移動量、脂肪やヒアルロン酸注入の要否を判定しています。
個人差による結果のばらつきを少なくするために欠かせない作業です。

 

 

切開ハムラのダウンタイムについて

皮膚を切開するためどうしてもダウンタイムは長くなってしまいます。

目まわりの腫、きずあとの赤みなどがしばらく気になりますがふくらみによってのびてしまった皮膚を切除することができるため、ハリのある目もとをとりもどすことができます。

 

どうしても皮膚を切開したくない、という方には「フラクショナルレーザー」をおすすめすることもあります。手術に組みあわせて1〜5回の施術で肌のハリ、しわを改善します。赤みなどのダウンタイムもありますので、事前によくご検討ください。

 

関連コラム:切らずにまぶたのたるみとり「マドンナリフト」

      比べて納得、切開ハムラと裏ハムラ

 

 

ダウンタイムを軽減するために

顔のクリニック金沢ではダウンタイム軽減のためにさまざまな取り組みを行っています。

①拡大鏡やマイクロサージャリー用機器による精密な手術
②出血を最小限に腫れをおさえる高周波メス
③腫れを予防する止血剤の使用
④術後のテーピング(2〜3日)

 

 

〈この手術が向いているタイプ〉

目の下のふくらみやへこみが目立つ、肌のハリがないかたるみが目立つ。60代以上。

 

〈麻酔について〉

局所麻酔、全身麻酔(体への負担が少ない全静脈麻酔、TIVA)どちらでも可能です。

 

〈合併症やリスク〉

薬剤のアレルギー:術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。

出血:通常手術当日から翌日にかけてにじむ程度の出血がみられます。皮下出血(あざ)が出る場合があります。

感染・異物反応:手術部位に感染を生じる場合があります。術後は瞼を清潔に保ち手で触れないように注意して下さい。

眼瞼変形:眼瞼外反を生じることがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。

 

〈費用〉

・下眼瞼形成術(経結膜法)

※費用の詳細は当院ホームページの料金表をご参照ください。全身麻酔での手術を希望される場合は全身麻酔の費用(TIVA)が別途かかります。

※手術費用には手術で使用する薬剤、糸などの材料、術後の内服薬(鎮痛剤・抗生剤)、術後ケア用のガーゼ等、術後1週間・1か月・3ヵ月・6か月目の再診料や処置料が含まれます。

※手術費用のほかに局所麻酔検査費用11000円または全身麻酔検査費用(日帰り入院管理料を含む)33,000円がかかります。

※厚生労働省のガイドラインに準拠して費用、合併症等を記載したうえで、術前・術後の写真を掲載しています。

 

 

 

 

お問い合わせ・ご予約(診察の予約は電話受付のみ)

TEL 076-239-0039

10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.(木、日除く)

 

 

 

執筆

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:

岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

形成外科 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師

※費用について(自由診療) 料金表を見る
※厚生労働省のガイドラインに準拠して
治療の内容、合併症やリスク、費用について記載したうえで
術前・術後の症例写真を掲載しています。

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