【症例】皮膚を切開するくまとり手術(切開ハムラ)〈case.035〉
※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。
◎「ティアトラフ+バギーアイタイプの「下眼瞼形成術(切開ハムラ)」
【60代女性】下眼瞼形成術(経皮法、切開ハムラ) 術前/術後6か月
「ティアトラフ」とよばれる半円形のくぼみと「バギーアイ」とよばれるふくらみの両方があるタイプのくまです。
このタイプでは若い頃は「ティアトラフ」のみ、年齢を重ねるとふくらみが出てきたといわれる方が多いです。
ティアトラフがあると、くまのふくらみのところにある脂肪を取るだけの方法では、
目回りがやせた、やつれた、疲れて見える印象になりやすいため、くぼみを浅くする処置が欠かせません。
くぼみを浅くする方法は3つ
□ふくらみ部分の脂肪を移動させる「下眼瞼形成術(ハムラ法)」
□脂肪注入
□ヒアルロン酸注入
今回は脂肪を移動させる方法で治療をおこないました。
皮膚のたるみを同時に改善させるためにたるみ取りを併用する「経皮法」でおこなっています。
「切開ハムラ」とよばれる方法です。

くまがなくなったことで目の下の影がなくなりあかるい印象に。
手術後の画像でも目の下に影がうすくありますが、これは涙袋の影です。
涙袋の変化について

手術のまえはふくらみにうもれて涙袋がなくなっていることがあります。
手術のあとの涙袋の形や大きさは、もともとの涙袋の形によってかわってきます。
こちらの症例では左は手術前から涙袋がすこしありますが左はほとんどありませんでした。

手術後は左の涙袋はくっきり、右はうっすらとふくらみがわかるようになりました。
埋もれている涙袋がどんな形をしているかは目を細めて笑ってみると自分でもわかりますが、もともと左右差がないほうがまれで左右差をそろえることはこの手術ではできません。

横からみたイメージは自分ではあまりみることはありませんが手術による変化を正確にとらえることができます。
◎ふくらみが下に移動してくぼみがなくなっています。
◎涙袋がくっきりとみえるようになりました。
顔のクリニック金沢ではこの横からの画像を術前に分析することで、
適切な脂肪の切除量、移動量、脂肪やヒアルロン酸注入の要否を判定しています。
個人差による結果のばらつきを少なくするために欠かせない作業です。
切開ハムラのダウンタイムについて
皮膚を切開するためどうしてもダウンタイムは長くなってしまいます。
目まわりの腫、きずあとの赤みなどがしばらく気になりますがふくらみによってのびてしまった皮膚を切除することができるため、ハリのある目もとをとりもどすことができます。
どうしても皮膚を切開したくない、という方には「フラクショナルレーザー」をおすすめすることもあります。手術に組みあわせて1〜5回の施術で肌のハリ、しわを改善します。赤みなどのダウンタイムもありますので、事前によくご検討ください。
ダウンタイムを軽減するために
顔のクリニック金沢ではダウンタイム軽減のためにさまざまな取り組みを行っています。
①拡大鏡やマイクロサージャリー用機器による精密な手術
②出血を最小限に腫れをおさえる高周波メス
③腫れを予防する止血剤の使用
④術後のテーピング(2〜3日)
〈この手術が向いているタイプ〉
目の下のふくらみやへこみが目立つ、肌のハリがないかたるみが目立つ。50〜60代以上。
■この手術についての詳しい説明
この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。
方法
1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で治療を行います。
2.下眼瞼(まぶた)のまつげの生え際の皮膚を切開します。
3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。
4.皮膚のたるみがあれば適量切除します。
5.下まぶたの形態を確認して、切開した部分を細い糸で縫合します。
一般的な経過
・術後5〜7日目に抜糸します。下まぶたのまつげの生え際に傷あとが残ります。術後しばらくは傷あとの赤みが目立つことがありますが、6ヶ月ほどで目立たなくなります。
・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2〜3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。
・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。
・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。
・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。
■合併症、副作用について
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。
・その他
(皮膚を切開した場合のみ)目のまわりの筋肉の動きが一時的に弱まることで目が閉じにくい、目が乾く、顔を洗うときに目に洗顔料が入ってしみる、などの症状を自覚する場合があります。通常6ヶ月程度で改善しますが、目の乾きや目の炎症などの症状が強い場合には点眼や軟膏治療が必要な場合があります。
■費用について(自由診療、税込)
◎下眼瞼形成術(経皮法) 605,000円 (モニター割引:514,250円)
※上記は2025年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る
※モニター割引について:モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。
■麻酔について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能です。
選択する麻酔方法によって、費用が異なります。
◎ 全身麻酔の場合
・上記手術費用に加えて記載の全身麻酔費用がかかります
全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円
・全身麻酔のための術前検査費用が別途必要です
全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円
◎局所麻酔の場合
・麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。
局所麻酔の術前検査費用 11,000円
※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえてご提案いたしますので、診察の際にご相談ください。
お問い合わせ・ご予約
9:50 ~12:30、13:30~17:50 (木、日、祝のぞく)
TEL:076−239−0039
執筆・症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:
岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
専門医資格等:
日本形成外科学会 機構認定専門医
専門医 日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師
【症例】結膜切開のくまとり手術(裏ハムラ)〈case.032〉
※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。
◎左の「ティアトラフが深いタイプの「下眼瞼形成術(裏ハムラ)」
【40代女性】下眼瞼形成術
術前/術後6か月

「ティアトラフ」の溝が深くふくらみがすこし目立ってきた「ティアトラフタイプ」のくまを治療しました。
形に左右差はありますが、基本的に左右の状態は同じため左右同時に手術をおこないました。

手術後はくまにかくれていた涙袋がはっきりとわかるようになりました。
肌のハリがあるタイプのため術後も目の下の色味や小じわはなどは気になりません。
このように頬のふくらみが十分にあるタイプではまず脂肪注入やヒアルロン酸注入は必要ありません。
リガメントの切り離し効果について

ティアトラフとよばれるくぼみの部分には皮膚を骨に固定するスジ状の組織「リガメント」があります。

リガメントをしっかりとはずすことでくい込みが解消され、直後から涙袋がくっきりとわかるようになっています。
ダウンタイムを軽減するために

顔のクリニック金沢ではすこしでもダウンタイムを軽減するためにさまざまな取り組みを行っています。
①皮膚に糸を出さない「内固定法」
②切開と止血が同時におこなえる「高周波メス」
③痛みをなくし、血圧を安定させる「全静脈麻酔(TIVA)」
④腫れを予防する「止血剤」
⑤術後の「テーピング」(2~3日)
1週間のダウンタイム
※すべてご自身のスマートフォンで撮影いただいた画像のため撮影条件が異なることをご了承ください。



※本症例は全顔モニターで行っているため顔全体の画像を掲載しています。通常のモニター(部分モニター)では全顔写真の掲載は行っていません。また、本症例に限って当院より全顔モニターを依頼したもので、通常は全顔モニターの募集は行っていません。
【Q&A】
Q:コンタクトレンズはいつからつけられますか?
A:基本的には術後1か月あけて使っていただいています。どうしても早くコンタクトを使いたい場合にはご相談ください。結膜側の抜糸をすることで少しはやくコンタクトを使っていただくことができます。
Q:テーピングはいつまでですか?
A:帰宅前に目の下に肌色の目立たないテープをはります。期間は2,3日を目安に自然に浮いてはがれてきたら終了です。一旦はがれたあとはご自身で貼る必要はありません。
Q:脂肪注入はあとからでもできますか?
A:脂肪注入を同時にうけるか迷っているのであればまずは裏ハムラだけ受けられて変化をみていただき、必要ならあとから脂肪注入をすることが可能です。2回に分けることのデメリットは、手術が2回になるためそれぞれにダウンタイムの期間があることと、麻酔や検査の費用が2回分必要になることです。
Q:脂肪注入は定着しなかったりしこりになるリスクがあると聞きましたが大丈夫ですか?
A:脂肪の採取、加工、注入の方法によっては定着率が低くなったりしこりになることもありえます。また、ハの字のミゾ部分のみに脂肪を注入するとその部分が笑ったときにポコッとふくれて見えてしまうことがあり、そうなると修正が難しいため注入する範囲にも配慮が必要です。いずれにしても経験豊富な執刀医を選ばれることをおすすめします。
《形成外科専門医資格》は基本的な手術手技をマスターしているというひとつの目安になります。
《JSAPS美容外科専門医》は美容外科手術を一定の症例数行った経験の目安になります。ご参考になれば幸いです。
Q:裏ハムラのときでも脂肪はとりますか?
A:脂肪はできるだけ温存します。ただし、ぽっこり感が残るようなときは必要最小限に切除します。前後の長さが短いアジア人の骨格では多少は切除しないと目の下のふくらみが残りやすいといわれています。
Q:裏ハムラまでしなくても脱脂だけで十分ではないのでしょうか?
A:脱脂だけでもふくらみは改善しますが、ハの字のシワ(tear trough)が残ります。日によってふくれて見えたり、ハの字のくまが出たり、ということもありえます。また、肌の弾力が低下している中年期以降は脱脂しすぎると目の下がくぼんでやつれて見えてしまうこともあるため取り過ぎには注意が必要です。治療のゴールをどこにもっていくかによって方針は変わってきますので、主治医とよくご相談ください。
Q:裏ハムラで移動させた脂肪はどこに縫い付けますか?
A:内側は《上唇鼻翼挙筋》という筋肉の端に縫い付けます。内側のミゾが残るととくに目立つため、しっかりと脂肪を移動させて確実に固定する必要があります。それ以外の部分は目の下の骨膜や脂肪組織に縫い付けます。当院では基本的に皮膚側に糸を出さずに内部での縫合のみを行っているため、手術直後に頬から糸が出ている状態になることはありません。
Q:裏ハムラのあと目の下をさわるとしこりのようなものがあり心配です。
A:脂肪を縫い付けたところがしこりのようにふれることがあります。見た目がデコボコしていなければ様子をみてください。ふつうは数ヶ月から半年でしこりを触れなくなります。見た目にもデコボコしてみえるようであれば主治医にご相談ください。
Q:裏ハムラの適応年齢は決まっていますか?
A:年齢によって適応を決めることはありません。肌の状態や骨格、希望される治療のゴールによって適応が決まります。
Q:リガメントを処理する本格的な裏ハムラとそうでない裏ハムラの違いは何ですか?
A:たとえば(裏側からの脱脂)+(脱脂した脂肪の移植)などの術式を便宜上《裏ハムラ》と称している場合もあります。本格的なハムラ法ともっともちがう点は手術に要する時間です。リガメントをリリースして脂肪を移動させるためには、なれている術者でも1時間以上はかかります。また、局所麻酔であれば目頭側のリガメントを切り離すときに痛み止めが効きづらいところがあるため少なからず痛みを感じます(図の赤い部分、眼輪筋という筋肉があるため痛みを感じやすい)。痛みなく手術を受けていただけるよう、当院では全身麻酔で治療をおこなっています。

■手術についての説明(下眼瞼形成術・経結膜法)
この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。
方法
1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で治療を行います。
2.下眼瞼結膜(まぶたの裏の粘膜)を切開します。
3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。
4.下まぶたの形態を確認して、切開した結膜を細い糸で縫合します。
一般的な経過
・結膜を切開するため皮膚に残る傷あとはありません。結膜は吸収糸で縫合するので抜糸の必要はありません。点眼薬を2種類(結膜浮腫予防、抗菌薬)処方しますので、それぞれ決められた期間点眼してください。
・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2〜3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。
・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。
・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。
・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。色調が気になる場合にはナノファット注入(粉砕した脂肪の注入)を併用します。
■合併症、副作用
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎(下眼瞼形成術)
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。
■費用について(自由診療、税込)
◎下眼瞼形成術(結膜切開のくまとり手術、裏ハムラ)
605,000円(モニター割引:514,250円)
※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。
※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る
■麻酔について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能です。
選択する麻酔方法によって費用が異なります。
◎ 全身麻酔の場合
・手術費用のほかに全身麻酔のための費用がかかります
全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円
・全身麻酔のための術前検査費等の費用が別途必要です
全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円
◎局所麻酔の場合
・麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。
局所麻酔の術前検査費用 11,000円
※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえて医師がご説明しますので受診の際にご相談ください。
お問い合わせ・ご予約
9:50 ~12:30、13:30~17:50 (木、日、祝のぞく)
TEL:076−239−0039
執筆・症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:
岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
専門医資格等:
日本形成外科学会 機構認定専門医
専門医 日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師
2025.10.17追記
目の下の色味(眼輪筋が透けて見える青〜赤紫の色調)について「ナノファット注入」による治療が可能になりました。以前裏ハムラを受けられた方にも追加治療としてご案内が可能です。詳しくはお電話でご予約のうえご相談ください。
【症例】上下まぶたの同時たるみとり手術(局所麻酔)〈case.030〉
※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。
◎目もとの複合手術でトータルに若返り、上下まぶたのたるみとり
【60代女性】下眼瞼形成術(経皮法/切開ハムラ) 術前/術後6か月
上眼瞼形成術(たるみとり+ふたえ形成+眼瞼下垂) 術前/術後6か月以上

上下まぶたのたるみ取りをおこないました。いずれも皮膚を切開する手術です。
目回りの影がなくなり肌のハリが回復することでとても自然に若々しくなっていると思います。

上まぶたは「上眼瞼形成術」をおこなっています。
上眼瞼形成術とは
○まぶたのあまった皮膚を切り取る《たるみとり》
○まぶたの見開きを改善する《眼瞼下垂(挙筋前転法)》
○ふたえのラインをととのえる《ふたえ形成》
を同時におこなう手術です。
今回はくぼみ目があったため、二重幅が広くなりやすいタイプのまぶたでしたが、幅広二重を希望されたわけではなかったので皮膚の切除量は最小限としています。
適度に見開きが改善されくぼみ目も同時にすこし改善されています。

皮膚を切開する《切開ハムラ(経皮法)》のためダウンタイムはすこし長くなりますが、
目の下のくまのところにあるふくらみによってのびてしまった皮膚を切除することでハリのある目もとをとりもどします。

上下まぶたともにたるみ取りをしていますが「しわ」も減っているのがわかるでしょうか?
実は「小じわ」や肌に刻まれた「刻まれじわ」は手術でも改善が難しいのです。
今回はある「オプション」を受けていただくことでさらに肌のハリを回復することができました。
ではどんなオプション施術を受けられたのでしょうか?

切らないまぶたのたるみとり「マドンナリフト」
「マドンナリフト」はまぶたに微小なレーザービームを照射してごくちいさな穴をあける施術のことです。
ちいさな穴のところに熱が作用してお肌が収縮します。
熱が加わったところでは肌が再生することでハリが回復し、たるみや小じわが改善します。
施術後の赤みが1〜3日、当日はメイクができません。
ダウンタイムはありますが納得の結果をご体感ください。
■この手術についての説明(上眼瞼形成術:じょうがんけんけいせいじゅつ)
この治療は、上眼瞼(上まぶた)の形を整える手術です。目の開き(黒目の見え方)、皮膚のたるみ、ふたえの形、ふたえの幅を希望にあわせて整えます。
方法
1.手術当日、ブジーを使ったシミュレーション等で希望するまぶたの形を再度確認し、切開ラインをデザインします。
2.局所麻酔で手術を行います。極細の針を使ってまぶたに局所麻酔の注射をします。麻酔が十分にきいていることを確認してから手術をはじめます。
3.まぶたの皮膚を切開します。皮膚があまってかぶさっていたり、さかまつげがある場合には適量の皮膚を切除します。
4.まぶたの開きの調整が必要な場合には眼瞼挙筋腱膜(まぶたを開ける組織)を瞼板(まぶたにある軟骨のような組織)に細い糸で固定します。
5.黒目の見え方やまぶたのカーブを体を起こした状態で確認し、必要に応じて形や左右差を調整します。切開した部分を細い糸で縫合します。
一般的な経過
・切開したきずあとは残りますが、ほとんど目立ちません。もともとふたえの線がない場合には、切開部位が新たなふたえの線になります。
・術後5〜7日目に抜糸します。
・腫れには個人差がありますが、通常ピークは1、2日目です。完全に落ち着くまで2〜3ヶ月かかることがあります。腫れている間は、重瞼幅(ふたえの幅)が広く見えます。
・まぶたに内出血(あざ)が出ることがあります。内出血が出た場合は消えるまで最長で2週間ほどかかります。
・当日から洗顔や短時間のシャワーは可能です。ただし、強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長風呂、サウナは避けて下さい。
・アイメイク(アイシャドウ、アイライン等)は抜糸の翌日まで避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。睫毛パーマ、睫毛エクステンションは術後1か月目以降可能です。
■合併症、副作用について
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度ですが、出血が多い場合内出血が出る場合があります。非常に稀ですが、まぶたの奥で多量に出血したことが原因で、失明したという報告があります。
・感染・異物反応
挙筋腱膜や筋膜の固定に使う糸はポリプロピレン製で体の中に残しても害のないものですが、ごくまれに感染や異物反応(赤くなる、しこりになる、等)を起こすことがあり、その際は糸を除去する必要があります。
・まぶたが閉じにくくなる
手術の影響で目の周りの筋力が一時的に弱くなり閉じにくくなることがありますが、半年ほどで改善します。まれに、まぶたを開ける筋力が弱い場合で黒目全体が見えるほどに目が開くように調整すると、まぶたが閉じにくくなることがあり、目のかわきや角膜に傷がつくなどの問題が起こる可能性があります。
■費用について(自由診療、税込)
◎上眼瞼形成術(挙筋前転法、たるみ取り、二重形成含む)
638,000円
局所麻酔、極細麻酔針(34G)、内服(痛み止め、化膿止め)、術後ケアセット(ガーゼ、目元用濡れコットン、冷却ジェル)、抜糸、術後半年までの再診料はすべて手術費用に含まれています。
※モニター割引(15%割引)を適用した場合は術後1週間、1か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。
※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る
■麻酔と費用について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能ですが、通常は局所麻酔で痛みを十分に軽減できます。麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。
局所麻酔の術前検査費用 11,000円
お問い合わせ・ご予約
9:50 ~12:30、13:30~17:50 (木、日、祝のぞく)
TEL:076−239−0039
執筆・上記症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko
顔のクリニック金沢 院長
経歴:岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師
専門医資格等:
日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師