顔のクリニック金沢

CASE

症例写真

【症例】40代・結膜切開のくまとり手術(裏ハムラ+ミッドチークリフト)〈case.068〉

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※当院の症例写真では個人情報保護のためのモザイク処理をのぞいて、形や大きさをかえるような画像修正は一切おこなっておりません。

 

◎「ティアトラフ」に「ふくらみ」を伴うくまの「裏ハムラ」

【40代女性】下眼瞼形成術(裏ハムラ)  術前/術後6か月

中学、高校頃~気になっていたがくまが徐々にめだってきたという40代の患者さんです。若い頃は「ティアトラフ」とよばれるハの字の影のみだったのが、年齢とともに眼窩脂肪のふくらみがでてくることでくまが目立ってきたタイプです。

Case31の症例と似たタイプですが年齢を重ねたことでより凹凸が目立って見えます。

参考症例:【Case31】20代「ティアトラフ」のみのくま、裏ハムラ

 

治療を受けるにあたっては、どんな治療があるか一通り聞きたい、メリット、デメリット、持続などについても知りたい、というご希望でした。

このタイプは眼窩脂肪を切除する「脱脂」だけではハの字の影が残ってしまうため、影部分をなくす「裏ハムラ」もしくは「脱脂+ヒアルロン酸注入」で影を浅くする治療を行います。今回はできれば一回ですむような治療がいいとのことでしたので「裏ハムラ」を選択しました。

 

 

 

ミッドチークリフトについて

眼球のほうが頬よりも前方にある「出目」「ネガティブベクター」と呼ばれるタイプの骨格では、目の下に影が残りやすい傾向があります。これを予防するためにこちらの症例ではミッドチークを併用しました。外側から頬の丸みを引きあげることで目の下に影が残りにくくなります。引きあげる位置と方向は症例によって調整しています。今回は中央と外側の引き上げをおこないました。

大きく頬を持ち上がげて形を変えるというものではなく、下垂を予防して頬と目の下のカーブをなめらかにつなげるためのリフトです。

 

術後はわずかに頬の方が眼球より高さがでています。深いくぼみがなくなることで影が消えています。

 

 

 

このタイプのくまで注意したいのは術前から目の下の青紫〜赤紫の色味が目立つケースがおおいという点です。この色味についてはわずかに薄くなることもありますが、改善しないこともあります。こちらの症例でもすこし目の下に青みが残っていますが、凹凸や影がなくなったことでメイクで隠せる程度まで目立たなくなっています。

 

 

 

 

くまの手術と「ミッドチークリフト」「脂肪注入」について

くまの下にあたる頬のまるみ部分にボリューム不足がある場合には「ミッドチークリフト」や「脂肪注入」を併用したほうが結果がよい例があります。

今回の症例では頬のボリュームを増やしたい、丸みを出したいというご希望はなかったため「ミッドチークリフト」のみをおこないました。

 

「ミッドチークリフト」や「脂肪注入」が必要かどうかはこれまでに発表されている多くの論文などから適応を判断していますが、手術前に見極めが難しい例もあります。

 

迷われる場合はくまの手術(下眼瞼形成術)のみをうけていただいたうえで、術後3〜6か月頃にボリューム不足が気になって形の補正が不十分な場合には少量ならヒアルロン酸、ある程度の量が必要なら脂肪注入をご提案しています。

 

また、手術前からあきらかに頬のボリュームが不足していてくまの手術のみではきれいな目の下のシルエットを形成することが難しい場合や、ゴルゴ線が深くはっきりしているケースでは同時に脂肪注入(または後日のヒアルロン酸注入)をおすすめする場合もあります。同時におこなうことでダウンタイムや麻酔が1回で済むというメリットもあります。

くまの手術と同時に可能な「ミッドチークリフト」や「脂肪注入」についてはできるかぎりご希望やご予算に応じて対応いたしますので遠慮なくご相談ください。

 

 

 

裏ハムラ+ミッドチークリフトのダウンタイムについて

ミッドチークリフトを追加することにより腫れがさらに目立つ、ダウンタイムが長くなるということはありません。こちらの症例でも通常の裏ハムラのみと大きく差のない経過となりました。1か月後にはほとんど腫れが気にならない程度になっています。

目の下の青みについては希望があればナノファット注入が可能です。くまとり手術と同時に行うことも可能です。また、後日青みが残って気になった時点で行うこともあります。

関連コラム:ナノファット治療とは?最新研究からわかったこと

 

腫れが落ち着いてくると小じわが気になるといわれるケースもあります。膨らみ部分が平坦になったことで小じわが出やすくなるためです。しばらく経過を見ても小じわの改善がない場合は炭酸ガスフラクショナルレーザーによる「マドンナリフト」をお勧めしています。レーザーの熱による収縮で小じわの改善を図る施術です。

関連コラム:切らずにまぶたのたるみとり「マドンナリフト」

 

 

 

 

■手術についての説明(下眼瞼形成術・経結膜法)

この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。

方法
1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で治療を行います。
2.下眼瞼結膜(まぶたの裏の粘膜)を切開します。
3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。必要に応じて頬の脂肪を引きあげるミッドチークリフトをおこないます。
4.下まぶたの形態を確認して、切開した結膜を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・結膜を切開するため皮膚に残る傷あとはありません。結膜は吸収糸で縫合するので抜糸の必要はありません。点眼薬を2種類(結膜浮腫予防、抗菌薬)処方しますので、それぞれ決められた期間点眼してください。
・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2〜3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。
・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。
・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。
・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。色調が気になる場合にはナノファット注入(粉砕した脂肪の注入)を併用します。

 

■合併症、副作用
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎(下眼瞼形成術)
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。

 

■費用について(自由診療、税込)

◎下眼瞼形成術(結膜切開のくまとり手術、裏ハムラ)

605,000円(モニター割引:514,250円)

※ミッドチークリフトについては上記料金に含まれます。

※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。

※上記は2026年9月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

■麻酔について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能です。
選択する麻酔方法によって費用が異なります。

◎ 全身麻酔の場合
・手術費用のほかに全身麻酔のための費用がかかります

全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円

・全身麻酔のための術前検査費等の費用が別途必要です

全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円

◎局所麻酔の場合
・麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。

局所麻酔の術前検査費用 11,000円

※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえて医師がご説明しますので受診の際にご相談ください。

 

お問い合わせ・ご予約

9:50 ~12:30、13:30~17:50 (木、日、祝のぞく)

TEL:076−239−0039

 

 

執筆・症例執刀医


山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:

岐阜県出身

平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業

同年 金沢医科大学形成外科入局

平成18年 産業医科大学形成外科留学

平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班

平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

 

専門医資格等:

日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師

 

 

※日本美容外科学会(JSAPS)認定 美容外科専門医につきましてはJSAPS日本美容外科学会HPでご確認いただくか、下記へお問い合わせいただきますようお願いいたします。 TEL:03-5291-6231  E-mail:office@jsaps.org