顔のクリニック金沢

COLUMN

コラム

まぶたの手術と「きずあと」

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上まぶたは顔のなかでも「きずあと」が目立ちにくい場所です。まぶたを切開する手術、「二重切開法」「挙筋前転法」「まぶたのたるみ取り(ブレファロプラスティ)」などを受けたあとのまぶたの「きずあと」について説明します。

 

手術デザイン

症例は40代女性、眼科で眼瞼下垂を指摘され手術治療を希望し受診されました。

挙筋前転法による眼瞼下垂症手術をおこないました。

まつげのきわから10㎜前後までの皮膚が薄い位置で切開すれば、きずあとが目立ちにくく自然に仕上がります。

 

たるみとりを同時におこなう場合、皮膚を多く取りすぎると眉毛近くの「厚い皮膚」が、まつげ近くの「薄い皮膚」に縫い合わせられ、腫れぼったく不自然に見えることがあります。それぞれのまぶたの状態にあわせて厚い皮膚の部分まで皮膚を取らないこと、ふたえの幅を広くしすぎないことをおすすめしています。

 

手術後1週間

抜糸直後の様子です。きずあとは多少くぼんで食い込んでいるように見えますが、これは腫れと傷がなおるときに一時的に硬くなることが原因です。あざが出た場合は10日から2週間で黄色くなり吸収されて消えます。

 

手術後1か月

きずあとはすこし赤みがあり触ると硬い感じがしますが、腫れが落ち着いてくぼみは目立たなくなってきます。傷のあたりにピリッとするような痛みを感じることがあります。まつげ近くの感覚がにぶい感じがすることもあります。どちらも数ヶ月から半年でおさまります。

 

手術後6か月

赤みやくぼみが目立たなくなりました。触ったときの硬さや痛み、感覚のにぶさもおさまります。

 

手術後1年

きずあとはほとんどわからなくなります。

 

 

 

※日常生活に支障があるような「重度の眼瞼下垂症」と診断された場合、保険適応での「眼瞼下垂症手術」もおこなっています。診察の際にご相談ください。

※厚生労働省のガイドラインに準拠して費用、合併症等を記載したうえで、術前・術後の写真を掲載しています。

 

 

お問い合わせ・ご予約

TEL 076-239-0039 (クリニック予約)
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m. 木曜日、日曜日を除く

 

 

 

 

■二重瞼全切開法・上眼瞼除皺術についての説明

この治療は、上まぶたを切開して、二重のラインをつくる手術です。

方法
1.手術当日、ブジーを使ったシミュレーション等で希望するまぶたの形を再度確認し、切開ラインをデザインします。上眼瞼除皺術では皮膚の切除範囲をデザインします。
2.局所麻酔で治療を行います。極細の針を使ってまぶたに局所麻酔の注射をします。麻酔が十分にきいていることを確認してから手術をはじめます。
3.二重をつくる線に合わせて切開し、細い糸でふたえのラインを固定します。切開した部分を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・切開したきずあとは残りますがほとんど目立ちません。
・5〜7日後に抜糸をします。
・腫れには個人差がありますが、通常ピークは1、2日目です。完全に落ち着くまで2〜3ヶ月かかることがあります。腫れている間は、重瞼幅(ふたえの幅)が広く見えます。
・まぶたに内出血(あざ)が出ることがあります。内出血が出た場合は消えるまで最長で2週間ほどかかります。
・当日から洗顔や短時間のシャワーは可能です。ただし、強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長風呂、サウナは避けて下さい。
・アイメイク(アイシャドウ、アイライン等)は抜糸の翌日まで避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。睫毛パーマ、睫毛エクステンションは術後1か月目以降可能です。
・抜糸は外側の糸のみで、中に残した糸は体に残りますが2〜3か月で溶けて吸収されます。

 

■上眼瞼形成術についての説明

この治療は、上眼瞼(上まぶた)の形を整える手術です。目の開き(黒目の見え方)、皮膚のたるみ、ふたえの形、ふたえの幅を希望にあわせて整えます。

方法
1.手術当日、ブジーを使ったシミュレーション等で希望するまぶたの形を再度確認し、切開ラインをデザインします。
2.局所麻酔で手術を行います。極細の針を使ってまぶたに局所麻酔の注射をします。麻酔が十分にきいていることを確認してから手術をはじめます。
3.まぶたの皮膚を切開します。皮膚があまってかぶさっていたり、さかまつげがある場合には適量の皮膚を切除します。
4.まぶたの開きの調整が必要な場合には眼瞼挙筋腱膜(まぶたを開ける組織)を瞼板(まぶたにある軟骨のような組織)に細い糸で固定します。
5.黒目の見え方やまぶたのカーブを体を起こした状態で確認し、必要に応じて形や左右差を調整します。切開した部分を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・切開したきずあとは残りますが、ほとんど目立ちません。もともとふたえの線がない場合には、切開部位が新たなふたえの線になります。
・術後5〜7日目に抜糸します。
・腫れには個人差がありますが、通常ピークは1、2日目です。完全に落ち着くまで2〜3ヶ月かかることがあります。腫れている間は、重瞼幅(ふたえの幅)が広く見えます。
・まぶたに内出血(あざ)が出ることがあります。内出血が出た場合は消えるまで最長で2週間ほどかかります。
・当日から洗顔や短時間のシャワーは可能です。ただし、強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長風呂、サウナは避けて下さい。
・アイメイク(アイシャドウ、アイライン等)は抜糸の翌日まで避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。睫毛パーマ、睫毛エクステンションは術後1か月目以降可能です。

 

■費用について(自由診療、税込)

◎二重瞼全切開法

396,000円

◎上眼瞼除皺術

418,000円

◎上眼瞼形成術(挙筋前転法、たるみ取り、二重形成含む)
638,000円

局所麻酔、極細麻酔針(34G)、内服(痛み止め、化膿止め)、術後ケアセット(ガーゼ、目元用濡れコットン、冷却ジェル)、抜糸(埋没法以外)、術後半年までの再診料はすべて手術費用に含まれています。

※モニター割引(15%割引)を適用した場合は術後1週間、1か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。

※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

■麻酔と費用について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能ですが、通常は局所麻酔で痛みを十分に軽減できます。麻酔に関する費用は手術費用に含まれていますが、術前検査の費用が別途かかります。

局所麻酔の術前検査費用 11,000円

 

 

 

 

執筆・上記症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

専門医資格等:

日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師