自分の脂肪で顔のしわ、たるみ治療
・顔全体のたるみ、くぼみ、しわなどが気になる
・これまでにヒアルロン酸注入を繰り返し受けている
・「切る」フェイスリフトまでは抵抗があるがはっきりと目に見えた効果がほしい
このようなお悩みを解決してくれる治療法として、自分自身の脂肪を使った顔のしわ、たるみを治療法をがあるのをご存じでしょうか。
「脂肪注入」や「脂肪移植」といわれる治療法です。
この治療法は、病気やけがなどに対する治療としての歴史があり、40年以上前から美容医療にも応用されていますが、あまり知られていないように思います。
いまでは世界的に行われており米国では最近もっとも増えている美容外科手術の一つです。長い歴史に裏付けられ方法や安全性が確立された治療ですが、日本では保険適応となっていないため行っている施設はまだ多くありません。
美容外科先進国である米国のUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)から「脂肪注入」の技術を持ち帰り、現地と全く同じ方法を採用しています。
「UCLA式」では人工的な添加物などを一切加えないご自身の脂肪だけを精製して注入します。
精製した「脂肪」は顔のあらゆる場所に注入することができます。
・ほうれい線
・マリオネットライン(口角から下に向かうくぼみ)
・頬骨のしたのくぼみ
・頬の中央にある溝(いわゆるゴルゴライン)
・目の下のくぼみ
・頬のふくらみ
・こめかみ
・眉の上の骨のおうとつ
・額(丸みをだす、骨のおうとつを目立たなくするなど)
・唇
・目の上のくぼみ
・その他
顔のしわやたるみにつかう「ヒアルロン酸」とよく似ていますが、最大の違いはいったん定着すればなくならないということです。
自分自身の体からとったものを戻すので安全性が高いことや、自前の脂肪は材料費がかからないため注入する量によってはヒアルロン酸よりも費用がかからないことも大きなメリットです。
お顔のやわらかく若々しいシルエットを取り戻すだけでなく、肌にハリがでて自然な印象でくぼみやしわが目立たなくなります。
注意したいことは注入した脂肪の定着率が100%ではないことです。顔以外では50~80%程度、顔は血行がよいためもう少し定着率が高いといわれています。注入するときには多少減ることを見込んでちょうど良い形か、ごくわずかに多めになるようにします。かたまりやしこりにならないよう、細かくていねいに注入すること、顔の骨格、皮下脂肪の厚みや顔全体のバランスをみて注入する場所や量を決めることも大切なポイントです。
日帰り手術でかかる時間は1時間程度から、注入した部分には腫れやあざが出ることがありますが腫れは1週間程度で目立たなくなります。あざが出た場合はメイクでかくすこともでき、1週間から10日ほどでめだたなくなります。
治療の流れ
①術前の診察
問診と診察、写真を使った評価からプランシートを作成します。手術予約と手術前の検査を行います。
②脂肪注入
全身麻酔で脂肪注入を行います。おへその中を数㎜切開して下腹から皮下脂肪を吸引します。お腹に手術痕などがある場合は太ももから脂肪を吸引する場合もあります。吸引する量は注入量にあわせます。顔の脂肪注入に必要な量は多くても数10mlのため、お腹や太ももがやせて見えるほどの効果はありません。混入している血液などを取り除いて精製したものをお顔に注入します。当日は自宅安静をおすすめしています。
③術後の診察
術後5〜7日目に注入部位のチェックと抜糸を行います。
術後1か月、3か月、6か月に診察と写真撮影し、治療の効果をご自身で確認いただけます。
料金
初診料(初回の診察、プランシート作成含む) 3,300円
術前検査(採血、レントゲン、心電図) 33,000円
基本料金(採取料) 264,000円
ひたい 330,000円
こめかみ 187,000円
目の上のくぼみ 77,000円
目の下のくま 77,000円
頬(頬骨の下のくぼみ、ゴルゴライン含む) 220,000円
ほうれい線 77,000円
マリオネットライン 55,000円
唇 55,000円
全顔(ひたい以外) 451,000円
全顔(ひたいを含む) 561,000円
全身麻酔(麻酔科専門医による) 187,000円
※手術費用には薬剤費、材料費、術後半年目までの再診料が含まれます。
●リスク・副作用・合併症
・内出血や腫れ
・妊活・妊娠・授乳中の方への施術不可
・出血・血腫
・長期的に注入部位の硬結・石灰化・嚢胞形成・脂肪吸収
※2017年に日本形成外科学会が発表した、適正に脂肪注入を行うための基準に準じて脂肪注入治療を行っています。
お問い合わせ・ご予約
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.