顔のクリニック金沢

COLUMN

コラム

もっと痛くない治療のための
8つの取り組み

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顔のクリニック金沢ではすべての患者様にできるかぎり痛みが少なくなるよう8つの取り組みを行っています。それぞれの取り組みについてくわしく説明します。

 

 

 

痛くない治療のための8つの取り組み

 

 

1.麻酔が効きにくかったことはありませんか?

麻酔がききにくいことがあっても、適切な量、適切な場所に使うことで痛みをとりのぞき効果的な麻酔をすることができます。これまでの痛かったことがトラウマになっているなどの不安があれば、そのときの状況を確認したうえで不安を取り除き安心して治療をうけていただけるよう配慮しています。

 

2.麻酔法の使い分け

治療法による痛みの程度にあわせた適切な麻酔方法をチョイスすることで痛みを最小限にすることができます。

ボトックス、しみレーザー・・・麻酔クリーム《エムラクリーム》がよくききます。

まぶたの手術・・・シールの麻酔を貼ることで注射の痛みをやわらげます。

イボ・ほくろレーザー・・・ゆっくり注入することで注射の痛みを最小限にします。ゲートコントロール理論による振動徐痛も採用しています。

 

3.注射は「極細の針」で

顔の治療で使用する針は髪の毛より細い《34G針》です。肌に入るときの抵抗が少ないため痛みを感じにくいだけでなく、ゆっくり薬剤が入るため痛みを最小限にすることができます。

 

4.ゆっくりと時間をかけて

注射による麻酔薬が体に入るときに押されるような痛みが生じます。麻酔薬の成分と注入される圧によるものです。特に注入しはじめのときにはゆっくりと時間をかけることで徐々に麻酔薬の効果があらわれ、注入痛もやわらいでいきます。

 

5.痛くない治療のための待ち時間

クリームの麻酔には30分ほどかかります。注射もよく効くまでに少し時間がかかります。快適に治療を受けていただくための待ち時間です。

 

6.「麻酔科専門医」が行う全身麻酔

手術の内容に合わせて全身麻酔での治療をご提案しています。また、意識があることで恐怖心が強い、わずかな痛みでも避けたい、その他の理由で治療中に動かずにいることが難しいといった場合にも全身麻酔を選択することができます。眠っている間に手術を行いますので目がさめたときには手術が終わっています。豊富な経験を持つ麻酔科専門医が担当する日帰り全身麻酔で痛みの少ない治療を。

 

7.抜糸は痛くない?

はい、痛くありません。また、手術直後の傷はあまり触ったり触られたりしたくないもの。術後ケアもできるだけ痛みの少ないケア方法を提案いたします。

 

8.スタッフのサポート

お好きな音楽、看護師や医師からの声かけにより痛みへの不安をとりのぞきます。特に聴きたい音楽があれば手術の際にお持ちください。聞き慣れた音楽を聞くことで手術に対する緊張がほぐれます。

日帰り全身麻酔で受ける形成・美容外科治療

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入院が不要で医療費も抑えることができる「日帰り全身麻酔」についてご案内します。

 

米国では1900年代初め頃に日帰り全身麻酔手術がはじめて行われ、いまでは多くの手術が日帰りで行われています。日本でも日帰り全身麻酔を受けられる施設が増えてきました。日帰りで受ける治療には多くのメリットがあります。

 

顔のクリニック金沢の日帰り全身麻酔手術

●外来診察から手術まで同じ医師・看護師が担当します。

●ねむっている間に手術がおわるため痛みの心配がありません。

●完全個室の回復室で他の患者さんへの気遣いが必要ありません。

●面倒な手続きや待ち時間がありません。

●入院や治療にかかる医療費を抑えることができます。

 

日帰り全身麻酔の流れ

1、前日

肺炎など全身麻酔の合併症をできるだけ減らすため、手術前に胃の中を空にしておく必要があります。通常は前日夜から食事、水分摂取が制限されます。詳しいスケジュールについては医師の指示に従ってください。

 

2、来院

予約の時間にご来院ください。安全のためご自身で運転しての来院は避けていただくようお願いしています。

 

3、術前診察

体調の確認、医師の診察、手術部位のマーキングをおこないます。

 

4、リカバリーへ

手術前の着替えやお手洗いなどをすませていただきます。

 

5、手術室へ

手術室に入ったら血圧、心電図、血中の酸素量をはかる機器をとりつけます。また、薬剤や水分を投与するための点滴をします。

 

6、全身麻酔・手術

マスクをあて酸素を吸入していただきます。点滴から麻酔薬が入ると眠くなります。麻酔で眠っている間は管を口の中に入れて呼吸を助けます。麻酔が安定したら手術をおこないます。

 

7、手術終了・覚醒

手術が終わったら麻酔をさまします。意識がはっきりとして呼吸が安定したら口のなかの管を抜きます。

 

8、リカバリー

血圧などが安定していることを確認したらリカバリー室のベッドにもどります。麻酔が完全にさめるまでベッドでゆっくり休憩していただきます。腫れをできるだけ少なくするためクーリングなどの処置を行います。

 

9、帰宅

麻酔の影響がなくなったことを確認してから帰宅の準備をします。帰宅後の注意事項などを担当看護師からご説明し、帰宅後につかっていただくお薬は院内でお渡しします。

 

 

安全な日帰り全身麻酔のために

安全に治療を受けていただくためガイドラインに沿った基準を設けています。患者様にはいくつかのお約束を守っていただくことが必要となりますことをご理解ください。

 

〈日帰り手術、3つの基準〉

①健康に日常生活を送られている方が対象です。

②下記に該当する方の手術はお引き受けできない場合があります。

・心筋梗塞・狭心症・不整脈・ペースメーカー装着中の方 ・脳塞栓・脳出血の既往のある方 ・高血圧症で治療中にもかかわらず血圧が140/90 以上ある方 ・糖尿病(インスリン治療中、またはHbA1c7.0 以上)の方 ・重度アレルギー反応(アナフィラキシーショックなど)の既往がある方

・喘息治療中の方

・人工透析中の方

・肝炎・肝硬変の方

・インターフェロン治療中(B 型C 型ウィルス性肝炎、悪性腫瘍、白血病)の方 ・抗凝固薬・抗血小板薬を内服している方

・睡眠時無呼吸症候群でCPAP治療中の方

・妊娠中の方

・70歳以上の方

③その他、医師が安全のため日帰り手術が難しいと判断した場合や、手術前検査の結果に問題があった場合には手術をお引き受けできないことがあります。

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〈当日帰宅いただくための3つの基準〉

①帰宅後にご家族などが付き添っていただけること

②ご家族の運転する車やタクシーを利用して来院、帰宅ができること

③当日の移動時間が1時間までであること

 

 

監修

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長