【症例】鼻の修正手術 保存軟骨の摘出
前医で鼻の手術を受けた方です。鼻先が高すぎる、ピノキオみたいになってしまった、元の鼻に戻したい、との訴えで当院を受診されました。
術前と術後7カ月です。
術後の拘縮を予防するために耳介軟骨のストラット floating strut による補強を行っています。術後鼻先の赤みや鼻づまりは改善し、自然な形態に戻りました。
《術前》

《術後》

使用されていた保存軟骨(寄贈軟骨)はとても大きなものでした。


問題の一つは、保存軟骨とその使用法です。保存軟骨が体内でどの程度安定した状態にあるのかはよくわかっていません。とくに大部分が保存軟骨で極端に高くつくられた鼻先が健全な状態を維持できるのかはまだ十分に検証されていません。
もう一つは「倫理的な問題」です。保存軟骨の多くは亡くなった方から採取された軟骨です。体内に移植されるには当然患者本人の同意が必要です。本例は「術前に説明がなく保存軟骨が使われていた例」です。
■手術についての詳しい説明
鼻の形態を整える手術です。
方法
1.手術は局所麻酔下あるいは全身麻酔下に行います。
2.それぞれの術式に応じた切開(鼻腔内切開、鼻柱を横切る切開、頬部小切開、鼻翼基部切開、口腔内切開など)より、各鼻軟骨を露出し形態を整えます。軟骨移植術では、耳介軟骨、肋軟骨などを採取し使用することがあります。
3.既存軟骨の形成や、移植軟骨による形成、皮膚軟部組織の形成により、外鼻の形態を整えます。
4.必要に応じテーピングやスプリント装着、鼻腔内ガーゼ充填などを行います。
一般的な経過
・数日後に鼻腔内ガーゼを抜去します。約1週間後に抜糸を行い、スプリントを除去します。スプリントはその後も2週間、夜間のみ装着します。
・術後一過性に傷跡の赤みや炎症後色素沈着が生じることがありますが、通常3〜6カ月で徐々に落ち着きます。患部をできるだけ刺激したりこすらないよう注意してください。鼻かみは指示があるまで禁止です。
■合併症、副作用について
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
術後2-3日は、ガーゼに薄い色がつく程度の出血がありますが心配ありません。鮮血(色の濃い鮮やかな色の出血)を認めた場合は、上体を起こし鼻部をガーゼの上から軽く押さえた状態で15分感圧迫して下さい。多くの出血は、この方法で問題なく止血されます。
・感染
術後に感染を生じることがあります。切開排膿や追加の抗生剤を処方する場合があります。また、感染が終息しない場合は、移植した軟骨を摘出し破棄しなければならないことがあります。
・皮膚壊死
特に複数回手術例ではまれに皮膚壊死を来す可能性があります。
・軟骨採取に伴う合併症
鼻中隔軟骨採取に伴う鼻中隔穿孔、肋軟骨採取に伴う気胸発生や、耳介軟骨採取に伴う耳介変形などをきたすことがあります。
・鼻閉
術後に鼻閉をきたす、あるいは既存の鼻閉が増悪することがあります。
・術後形態変化に対する不満足など
術後の外鼻形態が、ご本人が術前にイメージしたものとは一致しないことがあります。きずあとが目立つことがあります。鼻背などに段差などの不整が残存することがあります。また、非対称に対する治療では、完全な対称性を得ることは困難です。
■麻酔について
本手術は、全身麻酔を必要とします。
・手術費用のほかに全身麻酔のための検査、麻酔費用がかかります。
全身麻酔(4時間未満の場合)187,000円
全身麻酔(4時間以上の場合) ¥242,000
全身麻酔術前検査 33,000円
※手術に要する時間は手術の内容によって変わります。
■費用について(自由診療、税込)
鼻形成基本料金 ¥330,000
隆鼻術 インプラント(鼻背) ¥330,000
シリコンインプラント抜去 ¥110,000
その他の異物抜去 ¥220,000
軟骨(自家組織採取料込み) ¥440,000
鼻尖縮小術 ¥385,000
鼻尖形成術 鼻尖縫合 ¥110,000
鼻尖軟骨移植 ¥110,000
ストラット ¥110,000
鼻中隔延長による鼻尖形成 ¥330,000
鼻尖形成(その他) ¥220,000
鼻骨骨切り術 骨切り幅寄せ(LLC操作含む) ¥440,000
斜鼻形成(LLC操作含む) ¥440,000
鼻翼形成術 内外側法 ¥440,000
鼻柱形成術 鼻柱下降 ¥110,000
鼻柱基部形成 ¥220,000
鼻翼基部形成術 鼻翼基部形成 ¥220,000
軟骨移植術 耳介軟骨片側 ¥110,000
鼻中隔軟骨 ¥220,000
肋軟骨 ¥330,000
他院修正加算 ¥110,000~330,000
※鼻形成術では希望される形態によって術式を組み合わせる必要があります。上記のうちどの術式が適用となるかについては術前の状態、御自身の希望によって異なります。診察とシミュレーション等により決定しますので診察時に担当医にご確認ください。
※モニター割引を適用した場合は手術費用が15%割引となります(麻酔費用や検査費用、入院費用の割引料金はありません)。術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は目もとにモザイク等をいれた状態で使用します。
※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る
執筆・執刀医

山下 昌信
YAMASHITA, Masanobu
経歴:
石川県出身
平成9年 金沢医科大学医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成20年 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)形成外科留学
頭蓋顔面外科フェロー(Dr. Henry K. Kawamoto, Jr.,M.D., D.D.S.)
Pacific Coast Plastic Surgery Center 美容外科
平成22年 金沢医科大学形成外科(頭蓋顔面外科、小児形成外科、美容外科)
平成29年 金沢医科大学形成外科准教授
資格等:
形成外科専門医
日本頭蓋顎顔面外科学会専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会領域指導医
日本形成外科学会小児形成外科分野指導医
学会等の活動:
日本形成外科学会 評議員・専門医認定委員会委員
日本頭蓋顔面外科学会 代議員・専門医認定委員会委員
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医試験問題作成委員会委員
【症例】自分の軟骨だけをつかった鼻形成術
【鼻形成術とは】
《鼻形成術》とは鼻の形態を整える手術です。可能な変化は以下の通りです。
・鼻先を小さくする
・鼻先を高くする
・鼻筋を高くする
・鼻筋を細くする
・わし鼻を整える
・小鼻の幅を狭くする
・鼻の曲がりを改善させる
《鼻形成術》によって、正面から見たときの鼻の形を希望に沿った形に整えるだけでなく、横顔のバランスのポイントである《鼻先》と《あご先》を結んだラインで形成されるEラインを美しく調和させることができます。
【症例】鼻を高くしたい
ご希望の内容:
・鼻先を高くしたい
・鼻筋をすっきりと通したい(高くしたい)
手術:
自家組織のみによる鼻形成術を行いました。術式は以下の通りです。
・鼻中隔延長術 肋軟骨移植 septal extension graft
・鼻尖形成術 intra-interdomal stitch
・隆鼻術 細片肋軟骨移植 diced cartilage graft
《術前》

《術後》

お顔全体と調和のとれた自然な仕上がりとなるよう心がけています。
【担当医について】

この症例を担当した外科医、麻酔科医はともに十分な経験と知識を有するエキスパートにのみ与えられる日本専門医機構および各学会の専門医です。
《外科医》 山下昌信
日本形成外科学会専門医 日本美容外科学会(JSAPS)専門医
《麻酔科医》 日高康治
日本麻酔科学会専門医
■手術についての詳しい説明
鼻の形態を整える手術です。
方法
1.手術は局所麻酔下あるいは全身麻酔下に行います。
2.それぞれの術式に応じた切開(鼻腔内切開、鼻柱を横切る切開、頬部小切開、鼻翼基部切開、口腔内切開など)より、各鼻軟骨を露出し形態を整えます。軟骨移植術では、耳介軟骨、肋軟骨などを採取し使用することがあります。
3.既存軟骨の形成や、移植軟骨による形成、皮膚軟部組織の形成により、外鼻の形態を整えます。
4.必要に応じテーピングやスプリント装着、鼻腔内ガーゼ充填などを行います。
一般的な経過
・数日後に鼻腔内ガーゼを抜去します。約1週間後に抜糸を行い、スプリントを除去します。スプリントはその後も2週間、夜間のみ装着します。
・術後一過性に傷跡の赤みや炎症後色素沈着が生じることがありますが、通常3〜6カ月で徐々に落ち着きます。患部をできるだけ刺激したりこすらないよう注意してください。鼻かみは指示があるまで禁止です。
■合併症、副作用について
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
術後2-3日は、ガーゼに薄い色がつく程度の出血がありますが心配ありません。鮮血(色の濃い鮮やかな色の出血)を認めた場合は、上体を起こし鼻部をガーゼの上から軽く押さえた状態で15分感圧迫して下さい。多くの出血は、この方法で問題なく止血されます。
・感染
術後に感染を生じることがあります。切開排膿や追加の抗生剤を処方する場合があります。また、感染が終息しない場合は、移植した軟骨を摘出し破棄しなければならないことがあります。
・皮膚壊死
特に複数回手術例ではまれに皮膚壊死を来す可能性があります。
・軟骨採取に伴う合併症
鼻中隔軟骨採取に伴う鼻中隔穿孔、肋軟骨採取に伴う気胸発生や、耳介軟骨採取に伴う耳介変形などをきたすことがあります。
・鼻閉
術後に鼻閉をきたす、あるいは既存の鼻閉が増悪することがあります。
・術後形態変化に対する不満足など
術後の外鼻形態が、ご本人が術前にイメージしたものとは一致しないことがあります。きずあとが目立つことがあります。鼻背などに段差などの不整が残存することがあります。また、非対称に対する治療では、完全な対称性を得ることは困難です。
■麻酔について
本手術は、全身麻酔を必要とします。
・手術費用のほかに全身麻酔のための検査、麻酔費用がかかります。
全身麻酔(4時間未満の場合)187,000円
全身麻酔(4時間以上の場合) ¥242,000
全身麻酔術前検査および日帰り入院管理料 33,000円
※手術に要する時間は手術の内容によって変わります。
■費用について(自由診療、税込)
鼻形成基本料金 ¥330,000
隆鼻術 インプラント(鼻背) ¥330,000
シリコンインプラント抜去 ¥110,000
その他の異物抜去 ¥220,000
軟骨(自家組織採取料込み) ¥440,000
鼻尖縮小術 ¥385,000
鼻尖形成術 鼻尖縫合 ¥110,000
鼻尖軟骨移植 ¥110,000
ストラット ¥110,000
鼻中隔延長による鼻尖形成 ¥330,000
鼻尖形成(その他) ¥220,000
鼻骨骨切り術 骨切り幅寄せ(LLC操作含む) ¥440,000
斜鼻形成(LLC操作含む) ¥440,000
鼻翼形成術 内外側法 ¥440,000
鼻柱形成術 鼻柱下降 ¥110,000
鼻柱基部形成 ¥220,000
鼻翼基部形成術 鼻翼基部形成 ¥220,000
軟骨移植術 耳介軟骨片側 ¥110,000
鼻中隔軟骨 ¥220,000
肋軟骨 ¥330,000
他院修正加算 ¥110,000~330,000
※鼻形成術では希望される形態によって術式を組み合わせる必要があります。上記のうちどの術式が適用となるかについては術前の状態、御自身の希望によって異なります。診察とシミュレーション等により決定しますので診察時に担当医にご確認ください。
※モニター割引を適用した場合は手術費用が15%割引となります(麻酔費用や検査費用、入院費用の割引料金はありません)。術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は目もとにモザイク等をいれた状態で使用します。
※上記は2026年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る
執筆・執刀医

山下 昌信
YAMASHITA, Masanobu
経歴:
石川県出身
平成9年 金沢医科大学医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成20年 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)形成外科留学
頭蓋顔面外科フェロー(Dr. Henry K. Kawamoto, Jr.,M.D., D.D.S.)
Pacific Coast Plastic Surgery Center 美容外科
平成22年 金沢医科大学形成外科(頭蓋顔面外科、小児形成外科、美容外科)
平成29年 金沢医科大学形成外科准教授
資格等:
形成外科専門医
日本頭蓋顎顔面外科学会専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会領域指導医
日本形成外科学会小児形成外科分野指導医
学会等の活動:
日本形成外科学会 評議員・専門医認定委員会委員
日本頭蓋顔面外科学会 代議員・専門医認定委員会委員
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医試験問題作成委員会委員
鼻の治療:よくある質問 FAQ

Q:手術のあと鼻にギプスはあてますか?
A:5-7日白色の薄いギプスを当てます。鼻翼縮小など一部の手術ではギプスが必要ありません。
Q:手術のあとどれくらい痛みがありますか?
A:痛みはそれほどありません。痛み止めを処方しますので、痛みを感じたら早めに飲んで下さい。痛み止めを飲んでもおさまらないほどの痛みはありません。
Q:どれくらい腫れますか?
A:鼻骨骨切りをした場合はそこそこ腫れます。それ以外の場合はそれほど腫れのピークは、術後2日目です。それ以降、少しずつ引いていきます。2週間で9割程度の腫れが引きます。完全に引くまでには2-3ヶ月かかります。骨切りをした場合は下まぶたのあたりにあざが出ることがありますが、2週間ほどで目立たなくなります。
Q:きずは目立ちますか?
A:鼻の手術では鼻の中、鼻の下(鼻柱という鼻の穴の間の部分)など目立たないところを切開します。鼻の中のきずは外から見えません。鼻の下のきずは3〜4か月ほど赤みが目立つ場合がありますが、半年ほどでほとんど目立たなくなります。
鼻翼縮小では小鼻の下や外側を切開する場合があります。3〜4か月ほど赤みが目立つ場合がありますが、これも半年ほどで目立たなくなります。
Q:メイクはいつからできますか?
A:鼻以外は翌日からしていただいてもかまいません。鼻にギプスを付けている場合はギプスが外れてから可能です。鼻の下の糸がある部分は抜糸翌日までメイクを避けて下さい。
お問い合わせ・ご予約(診察の予約は電話受付のみ)
TEL 076-239-0039
10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.(木、日除く)