顔のクリニック金沢

COLUMN

コラム

くま取り手術の
アフターケアとメンテナンス

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 くま取り手術のアフターケアとメンテナンスについて

眼窩脂肪切除(脱脂)や下眼瞼形成術(ハムラ法/経結膜法・経皮法)によるくま取りは、目元を若々しく見せる効果的な治療です。

 

しかし、残念ながら手術を受けたとしても一生メンテナンスが不要になるというわけではありません。年齢を重ねるにつれて、皮膚の厚みやハリの変化、脂肪の位置やバランスの変化などによって新たな悩みが出てくることもあります。

 

ここでは、くま取り手術後に起こりやすいお悩みと、それに合わせたアフターケア・メンテナンス方法をご紹介します。

 

 

 

 

① 小じわ


脂肪の膨らみが改善されることで、かえって皮膚の余剰や菲薄化が目立ち、小じわが気になることがあります。小じわが目立ちやすいのはもともとふくらんでいたところで、とくに目尻側のほうがめだちやすい傾向があります。

▶おすすめの治療法

  • フラクショナルレーザー
    皮膚に細かい穴を開け、そこに熱を加えることで傷や熱によるダメージから回復する際にコラーゲンの再生を促されることで小じわを改善します。

  • 小じわ用のヒアルロン酸注入
    ごく少量のやわらかいヒアルロン酸を細かく注入することで、ちりめんジワをなめらかにします。

  • レチノールによるスキンケア
    ビタミンA誘導体のレチノールは、皮膚のターンオーバーを促し、日常的なケアとして小じわ予防に効果的です。

 

◎マドンナリフトによる小じわ治療例

起こりうる合併症、リスク、副作用:赤み、腫れ、色素沈着、肝斑の悪化、他

費用について

※厚生労働省のガイドラインに準拠して術前・術後の写真を掲載しています。

関連コラム:切らずにまぶたのたるみとり「マドンナリフト」

 

 

 

 

② 笑いじわ(表情じわ)


手術による直接の影響ではありませんが、目立っていた目の下のくまが気にならなくなったことでこんどは目まわりの笑いじわが気になるようになることがあります。

笑いじわが目立ちやすいのは目尻と目頭の下です。

▶おすすめの治療法

  • ボツリヌストキシン注射
    表情筋の動きをやわらげ、笑ったときに出るシワを目立ちにくくします。自然な笑顔を残しながら調整可能です。

◎ボツリヌストキシンによる目じりの笑いじわ治療例

起こりうる合併症、リスク、副作用:内出血、腫れ、一時的な違和感、他

費用について

※厚生労働省のガイドラインに準拠して術前・術後の写真を掲載しています。

 

 

 

 

③ ふくらみ・くぼみ

腫れているときはそれほどめだたなかったふくらみが手術後しばらくして再びふくらんで気になることがあります。また、ティアトラフとよばれる影の部分の皮膚にのこる折れぐせなどがわずかなくぼみとしてのこっていて気になる、もともと頬のボリュームが少なかったのが目立って気になるなどのパターンもあります。

ふくらみが気になりやすいのは目尻の下側、くぼみが目立ちやすいのは鼻横〜目のすこし下あたりです。まれに脂肪を取りすぎた場合に目の下がくぼんでしまうことがあり、この場合はもともと脂肪が出てふくれていた部分(目のすぐ下、上記のイラストのくぼみと記載がある部分よりも目に近いところになります)がくぼみます。

▶おすすめの治療法

  • ふくらみが気になる場合
    脂肪を追加で切除することで改善します。

  • くぼみが気になる場合
    脂肪注入:ご自身の脂肪を注入し、自然なボリュームを補います。
    ヒアルロン酸注入:手軽にボリュームを出すことができ、ダウンタイムも短めです。

◎ヒアルロン酸によるティアトラフのくぼみ治療例

起こりうる合併症、リスク、副作用:内出血、腫れ、血行障害、塞栓、他

費用について

※厚生労働省のガイドラインに準拠して術前・術後の写真を掲載しています。

 

 

 

 

まとめ

くま取り手術は、一度で大きな効果を実感できる治療ですが、その後の経過によって小じわや笑いじわ、ふくらみやくぼみが気になることもあります。
アフターケアを上手に取り入れることで、より長く自然で若々しい目元を維持することができます。

術後のフォローアップやメンテナンス治療についてもご相談いただけますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

 

 

 

【費用について】

料金表をご参照ください。

※顔のクリニック金沢ではくま取り手術(眼窩脂肪切除、下眼瞼形成術)後のふくらみの追加切除について、手術後1年以内であれば無料でおこなっています。術後の経過で気になるところがある場合は遠慮なくご相談ください。

 

お問い合わせ・ご予約

TEL 076-239-0039

10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.

 

■マドンナリフトについての詳しい説明

フラクショナルレーザーは針の穴ほどの微細なレーザーを一度に多数照射し、皮膚に人工的に小さな穴をあける治療法です。この小さな穴が熱により収縮し、さらに穴を修復するために皮膚が再生することでシワ、たるみ、毛穴の開きなどが改善する効果があります。そのほか下記の症状の改善が期待されます

おもな治療対象
□小ジワ(おでこ、口まわりなど)
□目まわりのしわやたるみ(マドンナリフト)
□肌質改善、美肌
□各種きずあと(にきびあと、手術痕、やけどなど)
方法
1. メイクを落として写真を撮影します。
2. 麻酔クリームを塗り、フィルムをかぶせて麻酔がきくまで待ちます。
3. 麻酔のクリームをふき取りレーザーを照射します。
4. 軟膏を塗布したあとクーリング(冷却)します。
一般的な経過
・治療直後は数時間程度ヒリヒリ感や赤みがあります。治療後の肌は敏感になっていますので適切なケアをしてください。
・【当日のスキンケア、メイクについて】当日洗顔は水洗いのみで、お渡しする軟膏を薄く塗布してください。当日の洗髪、入浴、メイクは避けてください。
・【翌日以降のスキンケア、メイクについて】翌日からスキンケア、メイクが可能です。赤みがところにより残ることもありますがその後細かい点状のかさぶたができます。長くても3日程度で赤みがおさまるため、赤みがある部分には処方された軟膏を洗顔後に塗布してください。保湿は十分におこない、日焼け止め(SPF30以上)を使用してください。角質除去剤やスクラブ洗顔、アルコールやピーリング成分を含むスキンケアや美白スキンケア(レチノールやハイドロキノン配合)はかさぶたがとれるまでの間、使用を避けてください。
・7〜10日ほどで点状のかさぶたがとれていきます。一時的にざらつきを感じることがありますが、かさぶたを無理に取ってしまうとしばらく赤みが目立つことがありますので注意して下さい。

合併症、副作用
・体質により肝斑が悪化したり色素沈着が生じる可能性があります。通常は6か月程度で改善しますが、気になる場合は内服・外用・レーザー治療などが可能です。
・まれに湿疹、かゆみ、内出血や紫斑を生じることがあります。

 

■ボツリヌストキシン注射治療(目のまわり)についての詳しい説明

目の周りの筋肉(眼輪筋)の動きを一時的に弱めることで笑ったときや目を細めたときにできるしわを目立ちにくくすることを目的としています。筋肉の過度な収縮を抑えることでしわを改善する治療です。
効果が期待できる部位
□目じりの笑いじわ
□目の下の細かい横じわ
□目を強く閉じた際に出るしわ

方法
・極細の注射針を用いて、目の周りに少量ずつ注射します。
・治療時間は 数分程度 です。
・麻酔は通常不要ですが、痛みが心配な場合はご相談ください。
一般的な経過
・注射後 2~3日頃から 効果が現れ始めます。
・1~2週間で効果が安定します。
・効果の持続は 約3~6か月 です(個人差があります)。
効果が弱くなった場合は、繰り返し治療が可能です。
副作用・合併症
・赤み、腫れ、内出血(青あざ)ー多くは 数日~1~2週間以内に自然に改善します。
・まぶたが重く感じる、目が開きにくい感じー薬剤の作用によるもので数週間~数か月で徐々に改善します。
・軽い頭痛
・違和感、乾燥感
・かゆみ、発疹
・注射部位の感染(非常にまれ)

■ヒアルロン酸注入についての詳しい説明

ヒアルロン酸注入について
ヒアルロン酸注入は顔のしわやくぼみを改善させる治療です。しわやくぼみを改善したい箇所に製材を注入します。治療効果はヒアルロン酸注入製材の種類や注入部位によって異なるため、部位ごとに適したかたさの製材を使用します。
生体の作用によりヒアルロン酸は数ヵ月〜24 ヵ月で分解・吸収されます。ヒアルロン酸注入製材はヒアルロン酸分解酵素の注入による分解が可能です。

有害事象・副作用
・内出血(あざ)
・腫れ・凹凸:注入後数日間は注入部位が腫れたり赤くなったりすることがあります。製材によってはヒアルロン酸が水分を含んでふくらむことがあります。 注入した部位のふくらみによって凹凸が気になることがあります。
・しこり:ヒアルロン酸の大部分は吸収されますが、一部が長期間吸収されずに「しこり」として残ることがあります。
・移動:圧迫やマッサージにより注入した製剤が注入した位置から移動することがあります。
・感染:注入操作は、針の刺入部位を消毒後、適切な清潔操作のもとに行いますが、まれに感染を起こすことがあります。
・アレルギー反応:製材に含まれる成分に対してアレルギー反応を起こすことがあります。直後に出る場合と、注入後しばらくしてから赤みや腫れなどの症状がでる場合があります。
・血行障害:ヒアルロン酸製剤が血管を圧迫あるいは閉塞し皮膚や周囲組織の血行不良を起こすことがあります。また、非常にごく稀な例として、失明の報告があります。

 

■費用について

◎スマートサイドプントCO2フラクショナルレーザー)
・マドンナリフト(目の上) ¥55,000
・目の下の小じわ ¥55,000
・マドンナリフトプラス(目の上、目の下、こめかみ) ¥88,000

※2回セットの場合は30%割引となります。

◎ヒアルロン酸
1本目 ¥105,600
2本セット ¥193,600
3本セット ¥276,100
4本セット ¥353,100
5本セット ¥424,600
6本目以降(1本あたり) +¥66,000

◎ボツリヌストキシン注射(ボトックスビスタ®)
1か所(眉間・額・目尻) ¥44,000
1か所(唇・あご・鼻・目の下) ¥33,000
2か所セット ¥66,000
3か所セット ¥77,000
4か所セット ¥88,000
5か所セット ¥99,000
6か所セット ¥110,000
追加10単位 ¥13,200
※咬筋と顔面神経麻痺はセット料金適用不可
ヒアルロン酸併用時 ¥5,500割引

 

 

【執筆および担当医について】

上記の症例を担当、本コラムを執筆した形成外科医は十分な経験と知識を有するエキスパートにのみ与えられる日本専門医機構および各学会の専門医です。

《外科医》 山下明子

日本形成外科学会専門医

日本美容外科学会(JSAPS)専門医

米国形成外科学会 国際会員

 

お問い合わせ・ご予約

TEL 076-239-0039

10:00 a.m. ~ 18:00 p.m.

目の下のくま
タイプ別の治療法

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目の下のくまは原因によってタイプが異なります。

正しい診断に基づく治療によって最小限の手術で自然な改善が可能です。

ふくらみと影に着目して分類した3つのタイプと、それぞれに適した治療法について説明します。

 

 

 

Type1:脂肪のふくらみのみ 

→ 余分な脂肪を除去する 脱脂(眼窩脂肪切除)

 

Type2:ハの字の影のみ 

→ 影のくいこみを改善する 裏ハムラ(経結膜下眼瞼形成術)

 

Type3:ふくらみ+ハの字の影

→ リガメントの切り離し+脂肪移動による 裏ハムラ法 or 切開ハムラ法

目元の状態に応じて最適な手術法を選択することで自然な仕上がりを目指します。

 

 

 

◎Type2の症例◎

目の下のハの字状の影を主訴に来院されました。

脂肪のふくらみはなく、影によるくまのみが目立つタイプです。

影の改善を目的に裏ハムラ法を選択しました。

 

術後は自然な目元の立体感が回復し、目もとの印象が明るくなりました。

状態にあわせて適切な治療を選ぶことが大切なポイントです。

 

頬のボリューム不足がありましたが脂肪注入はおこなわず、頬の丸みを引きあげて固定する「ミッドチークリフト」を併用しました。きれいな頬のまるみが形成されています。

 

 

 

 

◎Type3の症例◎

目の下の脂肪のふくらみとハの字状の影の両方があるタイプです。

このタイプには、リガメントの切り離しと脂肪移動を同時に行うハムラ法(下眼瞼形成術)が適しています。

年齢と皮膚のたるみを考慮して経皮法(切開ハムラ)を選択しました。

 

術後は、ふくらみや影がなくなりフラットに。

自然で明るい印象の目元を取り戻すことができました。

 

 

 

 

【よくある質問】

Q:ふくらみだけのタイプなので脱脂を考えていますが再発することがあると聞き心配になりました。

A: 「脱脂」のあとの「再発」について
「脱脂」「眼窩脂肪切除」とよばれるくま取りの手術は、下まぶたのふくらみ(眼窩脂肪)を取り除き、すっきりとした目元にする方法です。
ただし、一度の手術で一生クマがなくなるわけではありません。

・再発の原因

①加齢による変化
年齢とともに皮膚や筋肉がゆるみ、影が再び出てきます。
②脂肪の取り残し・取りすぎ
脂肪を残しすぎるとふくらみが残り、逆に取りすぎるとくぼみや影が強調されます。
③骨格や靭帯の影響
頬やまぶたの骨格によっては、脂肪を取っても影が目立つことがあります。

・ 再発を防ぐために
ふくらみだけでなく「影」もある場合は、影の部分にある靱帯を切りはなし、その部分に脂肪を移動させる「下眼瞼形成術」「裏ハムラ法」などを選ぶと効果が長持ちしやすいです。

・再発したら
再びクマが気になるときは、脂肪の追加切除、ヒアルロン酸、脂肪注入などで調整できることもあります。
手術後もたるみや小じわなど加齢による変化は避けられませんが、これらに対するケアも可能です。

 

Q:くま取り手術のあとのアフターケアやメンテナンスについておしえてください

A:たるみ取り手術後もアフターケア、メンテナンスがまったく必要ないということはありません。よくあるアフターケア、メンテナンスについては下記コラムで詳しく解説しています。

関連コラム:くま取り手術のアフターケアとメンテナンス

 

 

 

■手術についての詳しい説明

この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。

方法
1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で治療を行います。
2.下眼瞼(まぶた)のまつげの生え際または結膜を切開します。
3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。
4.皮膚のたるみがあれば適量切除します。
5.下まぶたの形態を確認して、切開した部分を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・術後5〜7日目に抜糸します。経皮法では下まぶたのまつげの生え際に傷あとが残ります。術後しばらくは傷あとの赤みが目立つことがありますが、6ヶ月ほどで目立たなくなります。経結膜法では皮膚に残る傷あとはありません。
・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2〜3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。
・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。
・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。
・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。

 

■合併症、副作用について
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。
・その他
(経皮法のみ)目のまわりの筋肉の動きが一時的に弱まることで目が閉じにくい、目が乾く、顔を洗うときに目に洗顔料が入ってしみる、などの症状を自覚する場合があります。通常6ヶ月程度で改善しますが、目の乾きや目の炎症などの症状が強い場合には点眼や軟膏治療が必要な場合があります。

 

■費用について(自由診療、税込)

◎下眼瞼形成術(経皮法・経結膜法) 605,000円 (モニター割引:514,250円)

※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。

※上記は2025年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

■麻酔について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能です。
選択する麻酔方法によって、費用が異なります。

◎ 全身麻酔の場合
・上記手術費用に加えて記載の全身麻酔費用がかかります

全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円

・全身麻酔のための術前検査費用が別途必要です

全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円

◎局所麻酔の場合
・局所麻酔のための術前検査費用(血液検査)がかかります

局所麻酔の術前検査費用 11,000円

※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえて医師がご説明しますので診察の際にご相談ください

 

 

 

執筆・上記症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

専門医資格等:

日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師

 

2025.10.17追記

目の下の色味(眼輪筋が透けて見える青〜赤紫の色調)について「ナノファット注入」による治療が可能になりました。以前裏ハムラを受けられた方にも追加治療としてご案内が可能です。詳しくはお電話でご予約のうえご相談ください。

「リッドチークブレンディング」で
頬と下まぶたの境界をなくす

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「リッドチークブレンディング (Lid-cheek Blending) 」は顔のクリニック金沢のくま治療のコンセプトです。

くまの原因となっている「下まぶた」と「頬」の境界をなくすことで影ができないようにするアプローチです。ここでの「頬」は目の下あたりの笑ったときに丸くふくらむ部分をさしています。

「目の下のくま・ふくらみを構成する面」とその下の「頬の丸みの面」その境界にある「靱帯(リガメント)」による「線状の食い込み」の3つにアプローチすることでふたつの面をなめらかにつなげるという考え方です。

 

 

 

リッドチークブレンディングの基本

リッドチークブレンディングの基本はくまの原因となっている「靱帯(リガメント)」の食い込みをなくし、脂肪を移動させることでフラットに整える「下眼瞼形成術(裏ハムラ)」です。

 

ここでポイントになってくるのが頬の丸み(ボリューム)がどれくらいあるかと、いわゆる「出目」「奥目」といわれる骨格の問題です。

 

 

 

頬の丸みがある場合

頬の丸みがしっかりとあるタイプでは「裏ハムラ」のみで十分にきれいな形ができます。出目でも奥目でもないニュートラルタイプだったため骨格の影響も受けにくい症例でした。

 

 

 

頬の丸みが小さい場合

頬の丸みがやや小さく、わずかに眼球のほうが前に出ている「出目」タイプです。裏ハムラだけではなめらかに頬につながるカーブができにくいため、「ミッドチークリフト(頬リフト)」をおこなっています。

自然な頬のまるみが形成され脂肪注入なしでもきれいに面がつながっています。

 

 

 

ミッドチークリフトについて

ミッドチークリフト(頬リフト)が有効なのは

◎頬のまるみが小さいタイプ

◎出目タイプ

など裏ハムラだけではなんとなく影感が残ってしまうタイプです。

 

頬の脂肪を引きあげて眼窩縁に固定することで頬を自然にリフトアップします。

固定はすべて内固定(表面に糸や傷ができない方法)でおこなっています。

糸リフトと違って直接固定しているため持続性が高いことがメリットです。

ミッドチークリフト(頬リフト)は裏ハムラのオプションですが、手技自体はそれほど難しくなく、要する時間も短いため顔のクリニック金沢では術前もしくは術中に必要と判断した場合は追加費用なしでミッドチークリフトをおこなっています。

 

 

 

頬の丸みがほとんどない場合

頬のまるみがほとんどないか「ゴルゴ線」「ミッドチークグルーブ(mid cheek groove)」といわれる頬中央の溝があるタイプではボリュームがミッドチークリフト(頬リフト)だけでは足りないため、脂肪注入をおすすめすることもあります。

顔のクリニック金沢ではくまの手術の約5%程度で脂肪注入を併用しています。少ないと感じられるかもしれませんが、本当に脂肪注入まで必要と考えられる症例は実はそれほどは多くありません。

脂肪注入をおこなうメリットは同時にほうれい線、頬骨下のくぼみ、こめかみなどのボリュームアップができることです。顔のふっくら感が足りないと感じるようなら同時に受けられることをおすすめしています。

脂肪注入には追加の費用がかかりますが、ある程度の量をこえてくるとヒアルロン酸よりも負担が少なく受けられることもありますので、くまの治療と同時に顔のボリュームアップを希望される場合はご相談ください。

 

 

 

 

■手術についての詳しい説明(下眼瞼形成術・経皮法/経結膜法)

この治療は、下眼瞼(下まぶた)の形態を整えるための手術です。

方法
1.局所麻酔、もしくは全身麻酔で治療を行います。
2.下眼瞼(まぶた)のまつげの生え際または結膜を切開します。
3.眼窩隔膜を切開して、脂肪のふくらみが大きい場合は適量の脂肪を切除します。目の下のくぼみの部分にある靱帯(薄い膜状の組織)を切り離し、その部分に眼窩脂肪を移動させ吸収糸(溶ける糸)で固定します。
4.皮膚のたるみがあれば適量切除します。
5.下まぶたの形態を確認して、切開した部分を細い糸で縫合します。

一般的な経過
・術後5〜7日目に抜糸します。経皮法では下まぶたのまつげの生え際に傷あとが残ります。術後しばらくは傷あとの赤みが目立つことがありますが、6ヶ月ほどで目立たなくなります。経結膜法では皮膚に残る傷あとはありません。
・腫れの程度は個人差がありますが、通常腫れのピークは術後2、3日目です。腫れが完全に落ち着くのは 2〜3ヶ月かかることがあります。ぶつけたときのようなあざ(内出血)が出た場合、通常は2週間程度で目立たなくなります。
・当日から洗顔や短時間のシャワー等は可能です。ただし、洗顔などの際に強くこすったり、押さえたりしないようにして下さい。
・当日は飲酒や、運動、長時間の入浴は避けて下さい。
・お化粧は抜糸の翌日まで避けて下さい。どうしても必要な場合は、手術部位を避けて下さい。また、コンタクトレンズの使用は4週間避けて下さい。
・目の下の色調(青、赤紫など)についてはこの手術ではほとんど変化がありません。

合併症、副作用
・薬剤のアレルギー
術中術後使用薬などによる各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
出血は通常当日から翌日にかけて、にじむ程度の出血があります。
・感染
手術部位に感染を生じる場合があります。感染予防のために抗生剤を処方します。術後はまぶたを清潔に保ち、汚れた手で触れないよう注意してください。
・結膜浮腫、結膜下出血、結膜充血、角結膜炎
まぶたの形の変化や縫合糸の刺激により術後にこれらの症状が生じることがあります。いずれもほとんどの場合1~2週間ほどで自然に改善しますが、もともと下まぶたのゆるみがあると2~3カ月かかることがあります。症状が持続する場合、眼科への受診を指示することがあります。
・眼瞼変形
眼瞼外反や眼瞼内反をきたすことがあります。多くは一時的な変化ですがまれに軽度の変形が残存することがあります。下眼瞼や頬に一時的な凹凸を生じる可能性があります。通常は時間の経過とともに改善します。
・その他
(経皮法のみ)目のまわりの筋肉の動きが一時的に弱まることで目が閉じにくい、目が乾く、顔を洗うときに目に洗顔料が入ってしみる、などの症状を自覚する場合があります。通常6ヶ月程度で改善しますが、目の乾きや目の炎症などの症状が強い場合には点眼や軟膏治療が必要な場合があります。

 

■手術についての詳しい説明(脂肪移植)

ご自身の脂肪を採取し、顔の希望される箇所へ移植します。

方法
1.□全身麻酔で治療を行います(まぶた・唇など小範囲のみの場合は□局所麻酔でも可能です)。
2.□臍窩(おへそ)または□太ももを数ミリ切開し、脂肪採取用のカニューラを使って皮下脂肪を採取します。
3.採取した脂肪を遠心分離により精製します。
4.数mmの小切開(複数箇所、別紙図のとおり)から注入用のカニューラを使って脂肪を移植します。生着量を安定させ、不自然な凹凸などができないようにするため、いろいろな方向から少量ずつ注入して形を整えます。

一般的な経過
・脂肪移植部位の目立つ腫れは,数日から1週間で消退します。完全に腫れがひくのは1〜2ヶ月目頃です。痛みが強くなければ術後数日よりお化粧をしていただいてかまいません。
・注入箇所やその周囲に内出血を認めることがありますが、2〜3週間程度で消退します。
・脂肪を採取した部位(下腹部・太もも)に打ち身のような痛みがでることがあります。
・移植脂肪の生着率は概ね50〜75%程度です。最終的な手術の結果がわかるのは術後6カ月です。

合併症、副作用
・薬剤等のアレルギー
術中術後に使用する薬剤等による各種アレルギー反応(稀にアナフィラキシー反応などの重篤なアレルギー反応)。
・出血
術後2〜3日は、脂肪採取、注入のための小切開部分から少量の出血がみられることがあります。
・感染
術後に感染を生じることがあります。感染予防のため手術中に抗生剤を使用します。また、術後も処方された抗生剤を内服してください。感染を生じた場合は赤み、腫れ、持続する痛みなどみられます。万が一感染を生じた場合は切開排膿や追加の抗生剤を処方する場合があります。重篤な場合は皮膚壊死を来す可能性があります(移植部位および脂肪採取部)。

・硬結や嚢腫形成
特にたくさんの脂肪を一度に注入した場合などに硬結や嚢腫形成の報告があります。
・感覚障害
(□額に脂肪を注入する場合)頭頂部の感覚が一時的に鈍くなる場合がありますが、感覚の鈍さが残ることはまれで通常は時間がたてばもとにもどります。
・傷跡のケロイド、肥厚性瘢痕
小さな切開から治療を行うため非常にまれですが、程度によっては治療が必要になる場合があります。
・色素沈着
切開部位に色素沈着による黒ずみが生じる場合があります。通常は半年程度で色が薄くなります。
・脱毛
額、もみあげ、こめかみなど髪の毛の生えている部分を切開して注入する場合、切開部位に一時的に脱毛を生じる可能性があります。通常は半年〜1年程度で改善します。
・その他
非常に稀で重篤な合併症として、脂肪塞栓(肺塞栓など)の報告があります。

 

■費用について(自由診療、税込)

◎下眼瞼形成術(経皮法・経結膜法) 605,000円 (モニター割引:514,250円)

◎脂肪移植基本料金(採取・加工料) ¥275,000
ひたい ¥352,000
こめかみ ¥198,000
目の上のくぼみ ¥82,500
目の下のくま ¥82,500
頰(頬を高くする、頬のこけ) ¥242,000
ほうれい線 ¥82,500
マリオネットライン ¥60,500
唇 ¥60,500
全顔(ひたい以外) ¥495,000
全顔(ひたい含む) ¥605,000
手(手の甲、両側) ¥506,000

※モニター割引を適用した場合は術後1週間、1か月、3か月、6か月の受診と写真撮影が必須です。モニター画像は眉上から鼻先までの範囲を使用する部分モニターです。

※上記は2025年2月時点での料金です。料金改定により料金が変更となる場合があります。最新の料金については料金表をご参照ください。 料金表を見る

 

■麻酔について
本手術は、全身麻酔・局所麻酔のいずれでも対応可能ですが、広範囲に脂肪移植を行う場合は全身麻酔が必要です。
選択する麻酔方法によって、費用が異なります。

◎ 全身麻酔の場合
・上記手術費用に加えて記載の全身麻酔費用がかかります

全身麻酔(全静脈麻酔・TIVA、2時間未満の手術に適用)143,000円

・全身麻酔のための術前検査費用が別途必要です

全身麻酔術前検査(採血、日帰り入院管理料含む) 33,000円

◎局所麻酔の場合
・局所麻酔のための術前検査費用(血液検査)がかかります

局所麻酔の術前検査費用 11,000円

※どの麻酔方法が適しているかは、手術内容やご希望をふまえて医師がご説明しますので診察の際にご相談ください

 

 

 

執筆・上記症例執刀医

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

専門医資格等:

日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師

 

2025.10.17追記

目の下の色味(眼輪筋が透けて見える青〜赤紫の色調)について「ナノファット注入」による治療が可能になりました。以前裏ハムラを受けられた方にも追加治療としてご案内が可能です。詳しくはお電話でご予約のうえご相談ください。