顔のクリニック金沢

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コラム

二重まぶたの幅について

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二重まぶたの幅について

形成外科医のDr. LR.Fernandezは、日本人を含む多くのアジア人に対する重瞼術をおこない、その方法や結果について述べた論文を書いています。1993年に書かれた論文には二重まぶたの幅についても詳しく説明されています。

 

『 約半数の患者は7㎜幅、40%程度の患者が6㎜幅を希望する。また、男性は6㎜幅を希望することが多く、その理由は見た目の変化があまり大きくないからである。若い患者はより広い幅(8㎜)を希望することもある。』

 

ここでいう二重の幅とは、まぶたを軽く閉じた状態で測ったまつげの生え際からふたえのラインまでの長さです。

 

 

 

二重幅のめやす

【3-4㎜】

奥二重になります。これ以上幅の狭い二重を希望される方はまれです。あまり印象を変えずに二重にしたい場合、さかまつげの治療や眼瞼下垂症手術で見た目を変えたくない場合に選ばれる幅です。

 

【5-6㎜】

幅の狭い二重になります。まぶたのたるみがあると奥二重になることもあります。幅はせまいですが、とても自然な印象のふたえになります。

 

【7-8㎜】

中くらいの幅の二重です。自然で、かつ二重幅もしっかり見えるため、選ばれる方がもっとも多いふたえ幅です。

 

【9-10㎜】

やや広めの二重幅、目が大きく見えて華やかな印象にみえます。皮膚が厚いなどまぶたの状態によっては不自然に見えることもあるため、シミュレーションでの充分な確認が必要です。

 

【10㎜以上】

不自然な印象の《幅広二重》になりやすい幅です。厚みのあるまぶたでは二重のラインとまつ毛の間がぷっくりふくれてみえる《ハム目》になりやすいため注意が必要です。

 

 

 

二重幅の変更について

Dr. LR.Fernandezは二重の幅の変更について

 

『 狭い幅の二重を広くする手術は可能だが、広い幅を狭くするのは非常に難しい。』

 

と述べています。

ただし、最近では幅の広すぎる二重でも《つり上げ法》や《袋とじ縫合》などのテクニックを用いることで自然に見える幅に修正することができるようになっています。

【関連コラム】二重の他院修正について

 

 

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10:00 a.m. ~ 18:00 p.m. 木曜日、日曜日を除く

 

 

 

執筆

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:

岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

形成外科 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師