顔のクリニック金沢

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コラム

左右の目の大きさや形が違う1(うまれつきの場合)

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うまれつきの左右差では2つのパターンが考えられます。

パターン1:ふたえの形が違うが目の大きさは同じ

パターン2:ふたえの形も大きさも違う

 

パターン1:ふたえの形が違うが目の大きさは同じ

もともと片方だけひとえまぶたになっているか、片方のふたえ幅が狭いなどの場合です。

 

治療:

形をそろえることのできる《二重瞼》手術で左右差を改善できます。二重瞼手術には糸だけでとめる《埋没法》と皮膚を切開して二重のラインをつくる《切開法》があります。

どちらが合っているかはまぶたの厚みや折れぐせのつきやすさによって決まります。アイプチでラインができにくいか、できてもすぐ消えてしまうようであれば糸だけでとめる《埋没法》ではラインが消えやすいまぶたといえます。

 

ふたえの形やたるみ、軽いさかまつげまで改善できる《切開法》ではふたえの幅や形を細部までこだわって自然な形に整えることができます。腫れぼったいまぶた、クセの付きにくいまぶた、埋没法が1年以内でとれてしまったまぶたでは切開法のほうがより自然に長持ちするふたえのラインを作ることができます。

 

※セルフチェックはこちらから。

 

 

 

パターン2:ふたえの形も大きさも違う

ふたえの形だけでなく、目のひらき(黒目の見えかた)も左右ちがうようなら、まぶたを開ける筋肉《眼瞼挙筋》に原因があります。まぶたが下がってものが見えにくい状態であれば《先天性眼瞼下垂症》と診断されます。瞳孔が隠れるほどまぶたが下がっていれば視力を維持するために小さいうちに治療が必要です。症状が軽い場合は見た目の左右差だけなので子供の頃の治療は必須ではありませんが、見た目の左右差が気になることがあります。

片方のまぶたを開ける力が弱いと、《二重瞼》手術だけでは黒目の見え方の左右差がかえって目立ってしまうことがあります。

 

治療:

《上眼瞼形成術》によって二重の形と目の開きの両方をそろえることができます。

眼瞼下垂症の治療として行われる《挙筋前転法》を応用し、黒目の見え方が同じになるようそろえます。同時にふたえの形、幅もあわせることで見た目の左右差を解消します。

医療用マイクロスコープを使った精密な手術により術後の腫れや内出血が最小限となります。

 

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執筆

山下 明子 医師
YAMASHITA, Akiko

顔のクリニック金沢 院長

経歴:

岐阜県出身
平成15年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業
同年 金沢医科大学形成外科入局
平成18年 産業医科大学形成外科留学
平成26年 金沢大学皮膚科形成外科診療班
平成29年 顔のクリニック金沢専任医師

形成外科 専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 専門医
金沢医科大学形成外科学 非常勤講師