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目の下のくま、ふくらみ – 手術

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目のまわりにある《眼窩脂肪》がせり出すことで目立ってくる目の下の《くま》《ふくらみ》《たるみ》を解消するために4つの方法があります。

手術による目の下のくま、たるみの治療についてくわしく説明します。

 

 

 

 

 

①目のまわりの脂肪を切除する《眼窩脂肪切除》

ふくらみの原因となっている目のまわりにある《眼窩脂肪》を切除します。脱脂術などとも呼ばれている方法です。

 

〈向いているタイプ〉

骨格と眼窩脂肪のバランスが合っていないため10代、20代のころから目の下がふくれている方、下まぶたの皮膚にある程度のハリがある方。

 

〈この治療について〉

皮膚を切らずに下まぶたの結膜側から脂肪をとりのぞく《経結膜法》なら肌に傷がつかず腫れもめだちにくいのでダウンタイムも短くてすみます。皮膚のハリが不十分だと目の下がくぼんで見えることがあるため注意が必要です。

 

〈麻酔について〉

局所麻酔、全身麻酔どちらでも可能です。局所麻酔では触られている感じがわかります。不安な方は全身麻酔で眠っている間に受けていただくこともできます。

 

 

 

 

②目のまわりの脂肪を移動させる《ハムラ法》

皮膚にハリがない場合や、頬のふくらみが足りない方では、目の下のふくらみが目立たなくなるまで脂肪を取ると目の下がくぼんでしまいます。有名な形成外科医のDr.Hamraは、単に脂肪を切除するだけではいかにも「手術をおこなった」ような変形が生じることに気がつき、眼窩脂肪を移動させる術式を開発しました(Hamra 1995年)。現在でも《ハムラ法》としてよく知られており《眼窩脂肪移動術》《脂肪再配置》などと呼ばれることもあります。

 

〈向いているタイプ〉

目の下のふくらみが目立つ方、目の下のハリを取り戻したい方。

 

〈この治療について〉

下まつげのきわを切開して脂肪を移動させます。目のまわりの眼輪筋を引き上げて目の下のハリを出します。あまっている皮膚はとりのぞきます。傷あとはほとんど目立ちません。単なる皮膚や脂肪の切除だけでは得られない目の下の若々しさをとりもどします。

 

〈麻酔について〉

局所麻酔、全身麻酔どちらでも可能です。局所麻酔では触られている感じがわかります。不安な方は全身麻酔で眠っている間に受けていただくこともできます。

 

 

 

③まぶたの裏側から脂肪を移動させる《経結膜下眼瞼形成術》

ハムラ法を結膜側からおこないます(HK Kawamoto, 2003年)。通称裏ハムラとよばれる方法です。

 

〈向いているタイプ〉

皮膚のたるみがない方、ダウンタイムを短くしたい方。

 

〈この治療について〉

ダウンタイムが短く、ハムラ法でごくまれにおこる下まぶたの外反(下まぶたが外向きになりまぶたが閉じにくくなる)が起こりにくいといわれています。日本人の場合、術後にtear trough変形と呼ばれる下まぶた内側にある溝状のくぼみが残りやすいとされています。

最近の研究で、tear trough変形の原因のひとつが皮膚と骨の間にある「靱帯(tear trough ligament)」であることがわかってきました。tear trougn変形が目立つ場合には、この靱帯を切り離したり、靱帯の部分に脂肪を移植する方法が開発され、アジア人でも良い結果が報告されています(Wong, 2017年)。

 

〈麻酔について〉

局所麻酔ではtear troughの処理が不十分になることがあるため全身麻酔で眠っている間に受けていただくことをおすすめします。

 

 

 

 

④脂肪注入

ご自身の脂肪をつかった《脂肪注入》はヒアルロン酸と同じような効果があります。

 

〈向いているタイプ〉

目の下にある頬の脂肪は年齢を重ねると重力によって下がっていくため、この部分に硬い骨が触れる方では注入治療が効果的です。

眼窩脂肪を移動させる《下眼瞼形成術》など他の治療に脂肪注入を組み合わせることもできます。目の下のくまやふくらみだけでなく、頬の中央にあるハの字形のくぼみ(mid cheek groove、いわゆるゴルゴ線)をカモフラージュしたり、頬のボリューム不足をおぎなって頬のふくらみを美しくととのえ若々しい輪郭を取り戻したい方にも向いています。

 

〈この治療について〉

下腹部などから細い専用のカニューレを使って脂肪を採取し、これを精製してふくらませたい部分に注入します。欠点は①数ヶ月から半年かけて脂肪の一部が吸収されて減ること、②一度に注入できる量に限界があることです。利点は効果を持続させるために繰り返し注射を受ける必要のあるヒアルロン酸と比べると、①脂肪がいったん生着すればその後はあまり変化しないないこと、②ヒアルロン酸のように色が透けて見えることがないこと、③より自然な形に仕上がることです。

 

〈麻酔について〉

局所麻酔薬の量が少なくてすむこと、注入後の形を術中正確に評価できること、眠っている間に手術が終わるため痛みや不安がないことなど、多くの利点がある全身麻酔での手術をおすすめしています。

 

 

 

 

 

 

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